今、要注目なのが“ボロ株”だ。ギャンブル的な要素は多分にあるが、やり方次第で資産倍増が狙える、ボロ株の仕込みチャンス到来か!?


◆短期間で株価が数倍高に。ボロ株の正しい投資法は?


 ボロ株という語をご存じだろうか。文字どおり「ボロい株」のことなのだが、要は、株価が100円以下に低迷している銘柄のことを一般に指す。通常であれば、ギャンブル性が高い銘柄のため、避けたいところなのだが、実は今、このボロ株がアベノミクス相場でアツいことになっている。

 例えば、インディーズ系CDの卸し売りを手掛けるフォンツ・ホールディングス(3350)。販売不振が続き、株価は昨年後半まで50円を割り込んで推移していた。ところが、「女々しくて」でブレイクしたゴールデンボンバーのCDがバカ売れ。フォンツの株価も年初から2か月間で347円まで6倍超に大ブレイクしたのだ。

 実はこれ、決してレアケースではない。今年4月以降だけでも、MAGねっとホールディングス(8073)が71円から約2週間で280円に、原弘産(8894)が54円から6営業日で200円に上昇など3、4倍は当たり前。月間騰落率ランキングには同じような銘柄がゴロゴロ出てくる。

 では、なぜボロ株にこのような銘柄が続出しているのか。

「相場全体が底上げしていることもありますが、相場が高止まりしているときには、ボロ株に短期資金が集中し、大相場になる傾向があります。上昇相場が続いて、ある程度銘柄が物色され尽くすと『次に何を買うの? ボロ株でしょ!』というムードになり、ボロ株を含めた低位材料株が買われやすくなるんです」

藤井英敏氏 そう話すのは、人気マーケットアナリストの藤井英敏氏。日経平均は昨年末から上昇を続けていたが、ここにきて高値を警戒する声も聞かれるようになった。もし、今後相場が高止まりするなら、ボロ株が大相場に発展する可能性が高いということだ。

 藤井氏は、ボロ株投資の魅力について「ボロ株の場合は、通常の銘柄と比べて、1円動いたときのパーセンテージが段違いに大きい。これが、ボロ株投資の魅力の一つです」と話す。


◆ちょっとした材料でも株価が大暴騰する!?


 株価が500円の銘柄が1円上がった場合、株価に対する上昇率は0.2%。一方、50円のボロ株が1円上がると、2%動いたことになる。上昇率だけを見れば、10倍の開きがあるわけだ。

「一度、ボロ株人気に火がつくと、投機的な資金によって、通常の銘柄では考えられないようなパフォーマンスをすることがあります。ボロ株は、長期にわたって経営不振が続いたり、財務面に問題があるなど、何らかの不安を抱えているからこそ株価が2ケタに低迷しているわけです。そこに、業績が黒字化しそうだとか、融資先が現れるだとか、不安を少しでも解消するニュースが流れると、爆発的に上昇する可能性があります。短期間で株価が何倍にも大化けするケースも珍しくありません」

⇒【後編】[ボロ株投資]で儲ける3つのポイント に続く
http://nikkan-spa.jp/444258


 
【藤井英敏氏】
カブ知恵代表。相場動向に応じた個別銘柄の選別に定評。著書に『おいしい株の見つけ方』など

※株価などのデータは5月13日終値時点のもの
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