重要なのはわかっているが、なかなかできないのが損切り。損をするのは誰だって嫌なものだ。だが、この損切りをまったくせずに、勝てる手法があることをご存じだろうか。

「僕の手法は一切、損切りなしです。ひたすら上がるまで待っているだけでいいんですよ」と話すのは、損切りなしの「だいぱぱ手法」を編み出した、だいぱぱ氏だ。この手法は、いわゆるナンピンによる買いっぱなし。しかし、「ナンピンって危ないんじゃないの?」と不安に思う人は多いはず。

「無計画にナンピンをするから破滅するんです。計画的にナンピンをすれば大丈夫ですよ。そのために僕はナンピン係数を使います。まずは、どこでもいいからとにかく買ってみること。次に、買い値にナンピン係数の0・03をかけましょう。最初に買ったレートから、ナンピン係数で計算した数字を引くと、次のナンピンポイントがわかるので、そこでナンピンするんです」(だいぱぱ氏)

例えば、豪ドル/円を88円で購入したとしよう。88円にナンピン係数の0・03をかけた数字が2・64。「88-2・64円=85・36円」となり、この85・36円が次のナンピンポイントになるというわけだ。

「これを繰り返すだけです。ナンピン係数だけでナンピンすべきポイントがわかります。あとは買ったら上がるまでほったらかし。下がったらまたナンピンポイントでナンピンするだけ」(同)

ナンピン係数で導き出されたポイント以外でナンピンしないのが鉄則だ。「下のほうでナンピンしたポジションほど早く利益が乗りますから、それから順に決済すればいい。どうせ狙うなら、ポジションを持っているだけでスワップがつく高金利通貨です」

買いっぱなしのだいぱぱナンピン手法。損切りに抵抗がある人は、試してみる価値あり。ただし、だいぱぱ氏のように資金に余裕がある人以外は、5回ナンピンしても、まだ相場が反転しないときは損切りをオススメする。

このナンピンの応用技が魚屋氏による「くるくるワイド」だ。







計画的ナンピンを応用すると両建てでも利益が出る!


「今ではほとんど自動売買みたいな形になっていますが、この手法だと上がっても下がっても儲かるという最強の状態が実現できますよ」(魚屋氏)

上がっても下がっても儲けるには、どうすればいいのか?

「まずはトレードする通貨のレンジを想定しましょう。例えば、今のユーロ/円ならば下値は95~97円、上値は110円ぐらい。まずはスワップ用のロングをこのレンジの底で入れます。これは放置用のポジションで、スワップで儲かればいいかなぐらいの気持ちです。ポイントは、このあとに入れるショートのトラップポジションの運用です」(同)

上昇相場の間に、10~25銭刻みのショートトラップを入れて売り上がり、下げ出したら、利益が乗ったものから順に10~ 20 銭で決済する。機械的に、このトレードを繰り返すのだ。

「ポイントはロング5枚に対して、ショートトラップを5回(1枚×5回)と枚数を合わせること。バランスを間違えると為替差損でやられてしまいます。仮にショートのトラップが踏み上げられても、底で入れたロングのポジションが儲かっていますから、気持ち的には安心。あとはレンジのなかで、ひたすらショートトラップを仕掛け、利益が乗ったら決済を繰り返すだけ」

ロングのポジションでリスクヘッジし、ショートのポジションで利益を重ねるのが「くるくるワイド」なのだ。「上がればどんどん買いの含み益が増えるし、下がってもショートのトラップ運用で細かな利益が貯まっていく無敵の状態に。少し怖いのが、想定したレンジを上に抜けてしまうと決済できなかったショートポジションが残ってしまうこと。それでも買いの含み益と相殺できるので、損が出ないうちにまとめて決済すれば大ケガはしません」

ショートトラップの回数が多ければ利益が増え、また運用の期間が長ければスワップも貯まる。

「唯一、怖いのは想定レンジから外れて下に抜けてしまうことですが、その場合、もう一度、仕切り直せばいい。さらに底でロングを入れればいいだけなんですから。利益が出ていないロングのポジションは、さっさと損切りすることです」

底を見極め、うまくロングを入れられれば、勝利は見えたも同然だ!

ところで、こうしたナンピン手法に共通する注意点は「資金管理」だ。

「慣れるまでは、資金10万円で1000通貨単位でのトレードをオススメします。小さくでもコツコツ買っていくのが成功の秘訣です」(だいぱぱ氏)

大きなロットでのナンピンは禁物だ。