FXで儲けるための基本は「トレンドフォロー」だが、このトレンドに乗って儲ける鉄板技が「ブレイクアウト」。要するに「高値更新」や「安値更新」のようなブレイクするタイミングを見計らってエントリーする手法だ。

例えば、レンジ相場が続いていたなかで突如、レンジの上限を突き抜けて高値を更新した場合、それは上昇トレンドに発展することが多い。その上限をブレイクアウトしたポイントで、買いで入りトレンドに乗るのだ。

FX先生こと杉田勝氏は、常々「トレンドを見つけることがFXの本質」、「ブレイクアウトを捕えることができたら、FX初心者を脱することができる」と言っている。

しかし、ブレイクアウトを狙うのはけっこう難しいもの。中途半端なところでエントリーをしてしまうと、思わぬ損失を被ることもある。

そこで今回は、ブレイクアウトをよりわかりやすくするために、テクニカル分析を用いた2つの代表的なブレイクアウトの手法を紹介したい。





チャートに半月を見つけるバカ息子氏のブレイクアウト


「僕の手法はチャートのなかに半月の形を見つけること。月の弧を描くローソク足が出てきたらチャンスです」と話すのは、バカ息子氏。20代にして資産数千万円をFXで稼ぎ出し、現在はセミリタイヤ。悠々自適のトレードライフを楽しんでいるトレーダーだ。

「半月流」と呼ばれる氏のブレイクアウトのポイントは、「BBストップ」というテクニカル分析を駆使すること。「『BBストップ』とは、ボリンジャーバンドを指標化したもの。例えば5分足のユーロ/円を開いてBBストップを表示し、ローソク足よりBBストップが上にあれば相場は弱気、下にあれば強気。コレを見るだけでトレンドは把握できます」(バカ息子氏)

これだけで、エントリーする方向がおのずと見えてくる。

「あとはローソク足が半月を描く所を見つけるだけ。下落トレンドのとき直近の安値から反発し、また下げる。この形が半月。この安値に水平線を引いてブレイクするのを待つんです」(同)

ブレイクしたらすかさずエントリー。あらかじめ高値・安値がわかっていれば、先に逆指値を入れておくのも手だ。「ポイントは、どこまで利益を引っ張るかですが、5分足の場合10pips程度が多いですね。うまくトレンドの初動を摑めれば50pipsぐらい抜ける場合も。トレンドが続けば何度もブレイクアウトのタイミングがあるので、チャンスはたくさんありますよ。初心者は、まず利益確定の喜びを覚えることから始めてみるのがいいでしょう」

損切りはどうしたらいいのか?

「うまくブレイクできなかったら、ローソク足は半円の頂点まで戻ってしまいます。そうなるとトレンドが変わる可能性が高いので、損切りです」

チャートに半月が見えるようになれば、半月流の免許皆伝だ。





雲の中に潜むモグラを叩くアンディ氏のブレイクアウト


そして、もう一方の代表的なブレイクアウトが、アンディ氏の「もぐらトレード」だ。

「もぐら君は私の鉄板手法です。ちょっとややこしいけど、理解できれば絶対使える。一目均衡表の雲がすべてを語ってくれるんです」と話すアンディ氏。チャートに潜む“もぐら”とは?

もぐらを探す前にすることは、まずポンド/円の5分足に1時間足の雲と5分足の雲を表示すること。詳しい雲の表示の方法は、アンディ氏のブログ等を参照するべし。

「なんといっても大切なのは雲の位置関係です。1時間足の雲のなかに5分足の雲が隠れてしまっていたら状況はレンジ。相場には方向性がないのでエントリーしてはいけません。でも、1時間足の雲を上抜けて5分足の雲が出てきたら陽転で上昇トレンド。反対に下抜けしたら陰転なので下落トレンドになります」(アンディ氏)

異なる雲の位置関係を見ることでトレンドがわかれば、あとはブレイクアウトのポイントを探すだけだ。

「1時間足の雲がサポートやレジスタンスになるので、その位置関係だけでもトレードできますが、大きなトレンドが出てくる場合、一度ローソク足が1時間足の雲にタッチするんです。このタイミングで出現するのが、もぐら君です」(同)

例えば下図の場合、陰転中にローソク足が、上にある1時間足の雲にタッチする。これは一見「もしかして、またレンジ相場になるのかな?」と思われるが、実はそうではないのだ。

「このときピョコッと出てきたローソク足を確認したら売り。うまくいけば、大きく値幅を取ることができます。もしかしてレンジに逆戻りかなと思わせるローソク足が、もぐら君なんです」

ちなみに「もぐら叩き」の形になるのは売りの場合だけ。陽転中はもぐらを下から叩く形になる。

「損切りするときは、ローソク足がまた1時間足の雲の中に戻ってしまう場合。このもぐら君の出現率は1日のなかで1回あるかないかですが、私の鉄板手法なのでオススメします」

雲の中に潜むもぐら叩きに成功すれば、大儲けできるかも!?