ルール


賭け手(プレイヤー)と胴元(ディーラー)がカードを引き、21に近いほうが勝ちとなるゲーム。2枚手元に配られ、もう1枚もらう(ヒット)かそのままで勝負(ステイ)か判断する。数字はそのまま、絵札は10。Aは1もしくは11としてカウントできる。引き分けなら、掛け金は返ってくる。プレイヤーは何枚でも引けるが、21をオーバーしたらバースト。ディーラーは合計が17以上になるまで機械的に引かねばならない。


カードを引いて21に近いほうが勝つゲームだが、バカラと違ってプレイヤーがカードを引く判断を下せるのがポイント。確率論的に最適なベーシックストラテジー(基本戦略)を覚えれば、ほぼ互角のギャンブルができる。左の表を覚えてほしい。ディーラーの1枚目と自分の2枚を見比べて、自分の行動を決めればいい。この表を無視して勘で賭ける人は長期的に見て、必ず負けるので覚悟すること。ちなみに、表を見ながらネットゲームなどでプレイすれば、1時間ほどで覚えられるはず。問題は、愚直に戦略を守れるかどうかにかかっている。

ヒットするなら手元をコンコンと指先でたたき、ステイするならカードの上で手のひらを振ればいい。もちろん、口で伝えてもOK。

ヒットとステイのほかに、いくつか選択肢がある。ダブルダウン(D)はもう1枚だけ引く代わりに金額を追加し倍額にすること。スプリット(SP)は同じカードが来たときに掛け金を追加し、2つに分けること。サレンダー(SU)は負けそうなので、掛け金の半額を支払ってプレイを降りること。スプリットできる回数はカジノごとに決まっているので従おう。マカオは全般的に厳しめだ。

勝つためには掛け金を上下させる必要があるのだが、マカオはミニマムとマックスの幅が狭い。ブラックジャックで勝つなら、基本戦略を守り、一定時間で切り上げがほうがいいだろう。

なお、カードを記憶するカードカウンティングをして儲ける手法があるが、マカオではカードを4組以上使うのでほぼ意味がない。


現地ルポ1 シンガポール 最上級のエンタメ空間で勝負に酔う


'10年に初の合法カジノが誕生したシンガポール。セントーサ島にオープンしたリゾート・ワールド・セントーサと、3棟のビルの上に空中庭園があるマリーナ・ベイ・サンズの2か所のみだが、'10年の売り上げは28億米ドルにのぼり、早くも世界トップの一大カジノ市場になったという。

記者が向かったのはマリーナ・ベイ・サンズ。中央に巨大な吹き抜けのあるフロアには600台以上のテーブルゲーム、2000台以上のビデオゲームがある。テーブルゲームのミニマムは25シンガポールドル(約1500円)なので2、3万円もあればひと勝負が楽しめる。客層は中国人観光客が大半。ブラックジャックなどで他人のプレイに文句を言ってくるのでやりづらいが、規模、豪華さではマカオ、ラスベガスのカジノにもひけをとらない。ただ、ディーラーがまだ経験不足のせいか、配当の支払いに間違いが多いので、注意しながらプレイしたい。