利回り10%以上とハイリターンの金融商品として、海外の投資家から熱い注目を浴びている「mREIT」。サブプライムローンの不良債権をREIT化した同商品は、日本ではあまり知られていない。いったいどのような商品なのか? 海外投資に詳しい専門家に考察してもらった。


◆驚異的な利回りを生み出すハイリスクなスキームとは?


玉川陽介氏 世界経済を大混乱に陥れた米国のサブプライムローン問題。このとき、焦げ付いた不良債権に米国政府が7000億ドルを投じて難を逃れたのは記憶に新しい。

 その後、不良債権を処理したい米国政府がエージェンシー債(政府が元本保証する債券)として発行。この債券にレバレッジをかけることで、驚異の配当利回りを実現させている金融商品が存在するというのだ。

「それは“mREIT”と呼ばれるもの。今、海外投資家が最も注目する金融商品のひとつです」

 そう語るのは、海外投資事情に詳しい玉川陽介氏だ。

「政府系金融機関が証券化して発行しているエージェンシー債を民間のファンド会社が購入。これをREIT化したものがmREIT。私が調べた限りでは、年間の配当利回りはどの商品も10%以上。米国の証券会社を通じて購入すると、法規制によりレバレッジ2倍までしかかけられませんが、それでも商品によっては利回りが30%超になることも。海外の投資家たちの評価も高く、日本ではまず見かけない金融商品だと思います」

 それにしても、利回り10%以上とは高すぎる。この配当が可能なのは一体なぜなのだろうか?

⇒「“利回り10%以上”が可能な理由」に続く
http://nikkan-spa.jp/338990



【玉川陽介氏】
コアプラスアーキテクチャーズ代表取締役。不動産など海外投資事情に詳しい。著書に『勝者1%に学ぶ「海外投資」7つの方法』

― サブプライムローン後に生まれた激アツ金融商品「mREIT」って何?【1】 ―