勝ち組トレーダーはいかにして有意義な情報を早く入手しているのか? その疑問に答えるべく、投資のプロたちが、こっそり使っている情報ツールを徹底調査した!


【FX ポジション系】

玄人は前からこっそり使っていたFX注文情報


相場を動かすものは何か? ズバリ、投資家の心理だ。上がると思う投資家が大勢いて初めて上昇相場が生まれるのであって、ニュースや経済指標は投資家の心を揺り動かす材料でしかないのだ。では、投資家の心理を把握するにはどうしたらいいか? もっとも簡単なのは、注文情報やポジション情報を見ることだろう。注目度ナンバーワンのFXブロガー・羊飼い氏が解説する。

「最近、売買比率やオーダー状況を公開するFX会社が増えているんです。どのレートに注文が集まっているのかという、株で言う『板』のようなもの。これを見れば、上がると思っている人が多いのか、下がると思っている人が多いのかが分析できる。ただし、ポジションの情報は母数が多くないと意味がありません。マイナーなFX会社が公開しているポジションを見ても、それが大多数のポジションと一致するかわからないでしょ? だから、主にチェックしているのは、グローバルに展開しているOANDA(オアンダ)のポジション情報。日本だと口座数トップの外為どっとコムですね」


【右図 外為どっとコム~外為注文情報~】
「外為情報ナビ」にあるポジション情報は10分おき更新で、利用には「30万円以上の入金」「月1万通貨以上の取引」などの条件を1つ満たす必要がある


多数の顧客を抱えるFX会社の注文・ポジション情報を見れば、世界のトレーダーたちの心理まで把握できてしまうというわけ。だが、問題は使い方だ。

「注文情報を見たら、今のレートより20銭下に逆指値(売り)の注文が大量にあった。こんなときは、大量のロスカット注文が集中している証拠。そのポイントを抜けたら、一気に値が跳ねる可能性があります。ロスカットが発動するのを見越して、さらに少し下に逆指値(売り注文)を入れておくのも1つの手。逆に、20銭下に指値の買い注文が溜まっていたら、底堅いと判断して順バリするほうがいいでしょう」

一方、未決済のポジション情報をチェックすれば、「いくらで買った人がどれだけの損失を抱えているか」まで把握することが可能。これを知っておけば、「ロスカットがそろそろ出るな」などと予想しながら、トレードできるようになるはずだ。


【右図 OANDA~未決済ポジション比率~ http://fxtrade.oanda.com/lang/ja/analysis/open-position-ratios
アメリカ・カナダを本拠地とする大手FX会社であるOANDAのサイトを見れば、世界中で、どのレートでポジションを持っている人が多いのかが見えてくる