2009/08/26 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のドル円は一進一退。序盤上海株の2900台を割り込みを受け一時5%超の下落となったことから、リスク回避の円買いが一段と強まり、一時93.786円まで下落。しかし、米8月消費者信頼感指数は54.1と事前予想(47.9)を大きく上回り、今年5月(54.8)以来の好数値を記録したことや、米ケースシラー6月住宅価格指数も市場予想より強い結果になり指数ベースでは2ヵ月連続で過去最低から改善した。前月比でも2ヵ月連続でプラスとなったこともありダウは前日比+30.01ドルの9539.29ドルで6日続伸。ドル円は値を戻し94.174円で取引を終えた。

ユーロ円も、上海株が一時5%超の下落となったことから、リスク回避の動きが強まり、軟調な展開。
また、WTI原油先物相場が大幅安。終値は前日比2.32ドル安の1バレル=72.05ドルとなりユーロにとって逆風が吹き一時133.967円まで続落。
ドイツ第2四半期GDP確報値は+0.3%と速報値と変わらずで、終値は134.649円。

さて、本日のドル円だが、上海株の急落は過去2週間にわたり消化済みであり、極端な株安連鎖懸念・リスク回避による円高となることも考えにくく、米住宅、消費者景況感と重要指標でも軒並み好数値を記録している。
しかし、一連の明るい材料を消化した後は、流れが反転する可能性もあり、各国株価の動きに注視したい。

一方ユーロは、本日17:00に独8月IFO景気動向が発表される。前回は87.3と4ヶ月連続での改善を記録した。
今回の事前予想は89.0と、更なる回復が見込まれており本日は底堅く推移しそうな展開が予想される。

また本日は、南アの7月消費者物価指数に注目が集まりそうだ。
SARBは8月13日に市場の据え置き予想に反し0.50%の利下げ(7.50%→7.00%)を断行し相場が崩れたが、仮に今回の消費者物価指数が目標数値(3-6%)まで下落すれば、更なる利下げ余地が生まれる事になる可能性は高い、SARBのムミネル理事も8月13日に「インフレ圧力が下方にあるなか利下げを行うのは理論的」とコメントしている為、金利動向に注視したい。

[本日の予想レンジ]

ドル ・円 93.20-95.00
ユーロ・円 132.80-135.80
ポンド・円 152.80-155.50

【本日の主な経済指標】

08:50(日) 貿易統計
17:00(独) IFO企業景況感指数
18:30(南ア)消費者物価指数
20:00(米) MBA住宅ローン申請指数
21:30(米) 耐久財受注・輸送用機器
23:00(米) 新築住宅販売件数

さて、マーケット参加者のポジションは......

≪2009年8月25日クローズ時点≫
ドル・円  : ブル
ユーロ・円  : ブル
ユーロ・ドル : ベア
英ポンド・円 : ブル
豪ドル・円  : ブル
NZドル・円  : ブル

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
8月消費者信頼感指数は市場予想より大幅に上回る好結果となったことで指標発表後には
買いが集まった。
また、バーナンキ米FRB議長の再任も好感され参加者のドル買いを後押しした模様。
レンジ相場が続くなか94円割れでは慎重な押し目買いのスタンスで望みたい。


ユーロ円は「ブル」
ユーロ円は米国株が一時堅調に推移したことや8月米消費者信頼感指数を受けて一時135.
923円まで買われた。好調な経済指標を背景に強気スタンス継続は変わらなかった。


ポンド円は「ブル」
英銀大手RBSがポンドの下落予想を唱えたことや、英タイムズ紙が「英国の税収、政府の
予想の3倍の落ち込みとなる20%減に」と報じたことも売りを誘った。153円付近では安
値を探す動きから「ブル」。
しかし、S&Pのケースシラー住宅価格の発表、コンファレンスボードの消費者信頼感指数
の発表が好感された為、本日はポンド売り圧力も緩和されてくるかもしれない。


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