今春から騒がれ始めた新型インフルエンザ"騒動"。ただし、日本ではそれ以降、感染者は出るものの大きな影響はみられず、杞憂に終わるかにみられていた。しかし8月、国内で初の死者が確認されてから一気に感染が拡大、まさにパンデミックの様相を呈している。最近になって会社の同僚に感染者が出た、という人は多いのではないだろうか。

こうしたなか、「株式市場では職場などの衛生環境を保つ重要な役割を担う『ダストコントロール』企業が新たなインフルエンザ関連として注目を集めつつあります」と言うのは、前出の黒井颯氏。

「ダストコントロール市場とは、マットやモップをオフィスや個人宅向けなどにレンタル販売する事業。代表的な銘柄にはダスキンがあります。ほかには、アルコール消毒液や空気清浄機をレンタル・販売するユニマットライフ、ダスキンの販売代理店最大手であるナックなどがあります」

ナックは、新型インフルエンザウイルスを99・9%分解・除去するプラズマクラスターイオンを独自開発したシャープの「プラズマクラスターイオン発生機」のレンタルなども手掛けているとあって、特に注目だという。

さらに、ここにきて注目度が上昇しているのが、ラッパのマークでおなじみの大幸薬品だという。

「大幸薬品は、'06年から人類の脅威となる感染症に対して優れた効果と安全性を有する製品の提供に力を入れています。なかでもヒット商品は、同社の持つ二酸化塩素ガスの特許技術を応用して、住空間の細菌やウイルスなどの除去効果がある『クレベリン』。消臭スプレーや据え置きタイプの製品があり、収益拡大のけん引役になっています」

新型インフルエンザ拡大で、関連銘柄の広がりと売り上げ拡大が期待できそうだ。