先日、OECD(経済協力開発機構)が発表した「家計貯蓄率(’10年)」で、日本は主要国のなかで最低の2.4%だった。トップのフランスは15.6%、「借金してでもカネを使う」イメージのある米国人でも3.4%と、日本を上回っているのだ。そんななかでもネチネチ、コツコツと貯蓄に励んでいる人たちのスゴ技を紹介しよう!

【罰金貯金】


苦手意識や弱みも克服!「だらしない」人でも簡単に貯金できる!?

ちょっとした工夫で、日々簡単に小金をためている人は世の中に多いようで。多くの家庭内で導入していたのが、「罰金をそのまま貯金する」というもの。まず、ユニークなのがこれだ。

「ウチの家族では、『人前でオナラをしたら罰金500円を貯金する』という取り決めをつくっています」(45歳.建設業)

この家族は「人前でオナラ」以外にも、「家庭内でだらしないことをしたら罰金」とルール決めし、「『部屋の電気を消し忘れたら1回200円』『新聞を広げっぱなしにしたら1回100円』『テレビをつけて寝たら500円』など、細かいルールを決めています。4人家族でこれをやると、月2万~3万円くらいの貯金になりますね」とのこと。この“罰金貯金”のおかげで、年間30万円近くもたまるため、年末の家族旅行や贅沢な外食に使っているという。

この罰金制度は共働き夫婦にも有効のようだ。

「私(妻)の仕事が早く終わったから晩ご飯を作って主人の帰りを待っていても、主人はしょっちゅう仕事帰りに飲んでくる……。『遅くなるなら連絡しろ!』と怒って、『連絡せずに飲んできたら罰金1000円』ルールをつくりました」(35歳.商社)

さらに、最近では、「共働きなんだから、家事も分担しよう」ということで、「洗濯1回100円」「掃除1回200円」など、家事をやってもらった側が自分のポケットマネーから相手にお金を払うルールもつくったという。

「もちろん、夫がゴミ捨てや皿洗いをしてくれたときは、私が彼に払っています。とはいえ、夫はほとんど何もしないので、私に払うケースが多いですけど。これのおかげで、毎月2万円ぐらいたまってますね(笑)」(同)

たまったお金は、大好きなEXILEのアルバムを買ったりライブのチケット代にしたりと、自分の趣味に費やしているようだ。

そして、独身の場合は、自分に対する罰金ルールを設定することで着実にお金をためる人もいる。

「掃除が苦手な僕は、一度部屋を掃除したら自分の貯金箱に500円入れます。ちなみに、僕はかなりファッションにうるさくて、趣味は靴を買うこと。でも、靴を買うときはこの貯金でたまったお金からと決めているので、欲しい靴が見つかると、すごく小まめに掃除するようになりました(笑)」(29歳.メーカー)

このほかにも、「朝が弱くて毎朝寝坊してしまう……。そこで『6時より遅く起きたら1000円貯金』というルールをつくりました。罰金を払うおかげで、朝寝坊はだいぶ減りました。でも、まだ月に1万円はたまっているんですけどね……」(33歳.IT)。

自分が「苦手」「嫌」なことを罰金化して、お金をためながら、苦手を克服するのもいいかも。

罰金貯金
イラスト/もりいくすお

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