3000円からコモディティへの投資もOK!




銘柄は豊富で値動きが大きく、ロスカットの心配なし。「難しい」との印象も強いが、少額投資もでき、実は投資ビギナーとの相性良!




「eワラントって難しそう」と思っている人も多いのでは。

株式や為替、商品の現物を売買するのではなく、「原資産(株式など)を決められた期日に決められた価格で買う権利」(コール型)、「売る権利」(プット型)を売ったり買ったりするのがeワラントの基本的な仕組み……と言われてもなんだか、正直、よくわからない。

しかし、「難しく考える必要はありません。買った銘柄の価格が上がるか下がるかを考えるというシンプルなもの。少額からできて、銘柄も豊富。投資体験を積むのにはうってつけです」とeワラント証券の土居雅紹氏は語る。

eワラントは、個別の株式や株価指数、為替、商品を原資産とし、それぞれコール型とプット型の銘柄が用意されている。基本的にコール型のeワラントは原資産が値上がりすると価格が上がり、プット型は原資産が値下がりすると価格が上がる設計。株や株価指数が、ある期日(権利行使日)までに上がると思うのならコール型を、下がると予想すればプット型を買えばいいだけ。

ただし、「満期日が迫るとeワラント価格は値下がりしやすくなり、原資産の値動きと連動しにくくなるので、初めは満期日まで3か月以上ある銘柄を選ぶといいでしょうね」(土居氏)

eワラントの魅力は何といっても値動きの大きさにある。銘柄にもよるが、レバレッジ効果が高いeワラントは一般に株価の3〜10倍、為替相場の10〜50倍も値が動く。「株や為替の1日の値幅はせいぜい数%ですよね。でも、eワラントなら2〜3割上がることも珍しくありません」(土居氏)と、圧倒的に投資効率が高いのだ。

しかも、eワラントは相場が急変しようとも、投資額以上の損失は出ないように設計されている。投資額がゼロになるということでもあるが、FXのように強制ロスカットが執行される心配もなければ、追証地獄に陥ることもなし。その取引価格は平均1〜3円で、1000ワラント単位から取引できるので、1回当たりの最低投資額は1000〜3000円。これくらいの額なら、心に余裕を持って勝負に出られるというもの。

「損失は限定的なのに利益は無限大。これがeワラントの最大の魅力でしょうね」(土居氏)

また、eワラントは国内株であればトヨタ自動車やパナソニック、任天堂、海外株ならグーグルやバンカメなどの大型株を原資産とする銘柄が多く取り揃えられている。例えば、トヨタの現物株を買うには最低でも約27 万円、パナソニックでも約8万円は必要だが(8月末時点)、eワラントなら、たった数千円で取引できてしまう。

「世界最大の天然ガス企業であるロシアのガスプロムや世界3大資源メジャーのひとつであるブラジルのヴァーレなど、日本人には馴染みの薄い銘柄を気軽に取引することができます」(土居氏)

このほかにも、日経平均、ダウ平均などの株価指数や、FXでは取り扱っていないブラジルレアルをはじめ米ドル、ユーロ、豪ドルなどの為替相場、金や銅、原油などのコモディティとeワラントの銘柄は種類豊富。初心者には少々、敷居の高いコモディティへの投資だって、数千円でできちゃうのだ。






手数料が無料化



1月からFXに対する税制が一律20%の申告分離課税に変更されることが決まったが、eワラントにも同じ税制が適用され損益を通算できるようになる。

「満期日まで保有した場合、雑所得扱いで特別控除はなく、途中売却した場合は譲渡所得で50万円までは非課税と、ちょっと面倒でした。しかし、1月からは一律20%課税と、かなりわかりやすくなります。しかし、売却によって損失が出た場合、給与所得と損益通算できなくなるので、来年に期日を迎えるeワラントの利益が50万円以下だったり、損失が出ている場合は、年内に売却してしまったほうがお得でしょう」(土居氏)

また、現在210〜1050円かかる手数料が今年の秋には無料に。始めるなら今がチャンスかも。



土居雅紹

eワラント証券 チーフ・オペレーティング・オフィサー。’98年ゴールドマン・サックス証券に入社。’00年にeワラントを開発・導入。’11年より現職