[ラジオNIKKEI]和島英樹の読み



市場は年末年始にかけ徐々に上値を試す展開に。震災復興の第3次補正予算内容が徐々に明かされ、国内の先行きへの懸念後退が主因。ただ、欧米景気の不安から円高傾向は続き、物色対象は欧米への輸出比率が高い企業を避ける展開が継続か。アジアの成長で恩恵を受ける銘柄や、内需で業績拡大するセクターが狙い目。

[日特建設(1929)/109円]

総合基礎工事の大手。不動テトラと資本・業務提携。法面工事や地盤改良工事に強みがあり、震災復興での工事受注に期待。阪神大震災では復興予算の1%を獲得。アジアにも徐々に進出

[クボタ(6326)/602円]

農業機械・鋳鉄管で国内首位。中国・タイの経済成長で、農業機械化が進展。メンテナンス体制を整え、高性能武器も攻勢を強める。インドではインフラ整備で水道敷設用鋳鉄管の需要も

[鉱研工業(6297)/421円]

ボーリングのトップメーカー。護岸工事、地盤改良工事などで震災復興に期待大。リニア新幹線で受注観測あり、本坑採用へ前進。ベトナムのダム工事、ウランなど資源の掘削などで実績

[アドバンスト・メディア(3773)/5万円]

音声を文字化する音声認識ソフトの独自展開。電子カルテでは病院の採用実績豊富、ニチイ学館との提携で医療向け拡大。議会など議事録向けや個人用途拡大で、業績の成長期に入る公算

[ジェイアイエヌ(3046)/626円]

メガネチェーン「JINS」を運営。業界唯一のSPA形態で、高品質製品を低価格で提供。ドライアイ対策、パソコン使用時の目の保護目的など機能別メガネを投入。数年内に業界トップへ




[株式評論家]若林史江の読み



野田総理が大臣時積極的だった円高対策への期待はあるが、過去同様では効果薄。また、米国株価が意外と堅調で米QE3も先の話に。住宅・雇用の戻りの悪さから米国の回復は期待薄で、その中で日本の上昇は難しい。増税も額や期間によるが重石に。今は一進一退で割安感があるのも事実。来春から上昇予想、仕込み場と考えたい。

[不動テトラ(1813)/176円]

不動建設の土木部門とテトラが合併し、地盤改良に経営資源をシフト。東日本大震災で地盤沈下・液状化を起こした地域の地盤改良、復興銘柄として人気。3次補正予算次第では期待大

[三晃金属(1972)/308円]

新日鉄・日新製鋼系の金属屋根大手。仮設住宅、長尺屋根の復興需要もある他、再生可能エネルギー関連でも注目。ソーラー屋根の受注は前年比3割増となり、特別処置法案受け今後期待

[クルーズ(2138)/15万7000円]

携帯向け月額課金制コンテンツとソーシャルゲームを展開。人気マンガ原作でヒット。投入ベースを四半期2〜3本にし、’12年3月期は前期比倍増を目指すが、株価が高値近辺なので注意

[A&Aマテリアル(5391)/179円]

太平洋セメントグループ中核建材会社。復配計画も5月に出し、不採算部門撤退など経営をスリム化。復興関連銘柄で特にライトソーラー事業の「超軽量太陽光発電パネル」などに期待

[古河電工(5801)/255円]

自動車部門に強く、電線は復興需要で期待。各社しのぎを削り開発中の超伝導ケーブルでは世界最高電圧を達成。実用化には時間が必要だが、割安・株価底打ちであろうここであえて注目