[Stock Weather]櫻井英明の読み



世界マネーは欧州の財政危機、米国の景気不安を煽りたて株安傾向に、為替では円高・スイスフラン高。ただこれも繰り返しで色褪せた感も。年後半は足元の企業業績と雇用拡大が課題になる流れ。震災復興でインフラ整備は新興国を巻き込み需要回復に期待。米国でさえ雇用拡大でインフラ投資増方向。株は下げなければ上がれない。

[富士電機(6504)/206円]

スマートグリッドの中核銘柄。米ゼネラルエレクトリックと次世代電力計を開発しており、好材料。新幹線やハイブリッド自動車に使うパワー半導体も手がける。地熱発電では国内大手

[三井海洋開発(6269)/1365円]

海洋原油生産用のタンカー型貯蔵設備の建造が中核。ただ日本沿岸に大量に埋蔵されているというメタンハイドレートの掘削が実現するには時間は必要。関連銘柄として外資系の注目度大

[コマツ(6301)/1973円]

建機大手。新興国や資源国向けの拡大で、業界全体の輸出額は過去最高を更新しそう。国内も震災復興需要で増加基調。中国は減速懸念だが、足元の需要は拡大基調でリバウンドに期待

[桧家HD(1413)/765円]

首都圏での戸建て分譲、注文住宅を展開。通期見通しは上方修正で好調継続。断熱材子会社の日本アクアの拡大傾向に拍車か。PERは1ケタ台で依然として割安感。配当性向20%は好感。

[メディネット(2370)/1万2670円]

免疫細胞療法支援サービスを展開。「HSP105」由来がん抗原ペプチドに関し、欧州11か国で各国特許が成立。がんワクチンの開発、樹状細胞ワクチン療法などへの応用等に期待




[スリーアイ]武田嘉文の読み



円高が重石に。実効為替レートは95年の1ドル=79円と比べ30%円安という見方があり、投資家心理が落ち着けば日経平均1万円近くまでの反発はありえる。高水準のVIX指数やマネーの脱株式的な状況改善で、PBR1倍水準の9000円がレンジの下限になる戻りは期待大。だが、年末年始に震災前水準の1万500円は超えないだろう。

[宮入バルブ製作所(6495)/49円]

LPG容器用バルブの大手。東北復興と冬の節電暖房需要で注目。火力発電がLNGに移る流れで、LNG用バルブの新規参入も今後の収益にプラス。仮設住宅用のプロパン需要も期待。

[VTホールディングス(7593)/341円]

東海地区中心のホンダ系ディーラーで日産系も注力。業績好調でPER3倍台、PBR1倍割れ、配当利回り3%以上も魅力的。子会社の省エネ設備の売り上げも伸び、思惑的な買いも期待

[住生活G(5938)/1852円]

被災地の仮設住宅サッシ2重化など、環境は良好。12年3月期〜14年3月期までのコスト減による増益寄与は720億円との予測。被災地住宅の本格復旧開始で株価インパクト大

[ヨータイ(5357)/471円]

耐火れんが大手。震災により耐火れんがを見直す動きも強く、復興特需も発生した。業績好調に加え、米株急落時に株価上昇開始するなど市場に振り回されない強い力を持っている

[昭光通商(8090)/130円]

第2四半期の経常利益は前年同期比47.9%増と大幅増益。通期でも前期比10%増の14.9億円と大幅増益見通し。PER10倍台、PBR0.90倍は割安で、環境系の穴株としても魅力的