日経平均8000円台は宝の山。お金が集まる銘柄を見極めろ



「8月の頭までは利回り20%ぐらいで調子がよかったんですが、日経平均が8000円台まで下がったのを受けて小型株が軒並み急落したので、最近は14%ぐらいまで落ちてしまいました。シャープやパナソニックが歴史的な安値をつけているから、多くのバリュー投資家は、小型株を売ってそっちに乗り替えているみたいです」とは、www9945氏。14%に下がったとしても、十分なリターンを得ているバリュー投資家だ。

彼の投資手法は小型バリュー株を買ってほったらかし! それでも近年は平均30%の利回りを維持し、100万円の資金で始めた株式投資で、17年間で6000万円もの資産を築いている。

「単純なんですよ。PBRが1倍以下でチャートの形を見て、上がりそうなものがあれば候補に入れます。移動平均線が上向いていればさらにイイ。割安で業績が上向きそうなものを複数買って、上がるにつれて絞り込み、買い増しする。ただ、それだけなんです」

それほど簡単に、儲かる銘柄を見つけられるものなのか?

「日経平均が8000円台になると、割安な狙い目銘柄が増えてきますね。反対に1万円を超えてくると割安銘柄は少なくなる。だから暴落したときが仕込みどころ。業績がよければ、株価が戻ってくる可能性は十分にあります」

彼にとって、日経平均8000円台というのは宝の山ということだ。リーマンショック以降、数度の大暴落を経て日本株から離れた投資家が多く、割安に放置されている銘柄が増えたという。

「'05年〜'06年のIPO銘柄なんて、本当にヒドイ状態です。例えば、P&P(2426)なんて'06年につけた高値の10分の1。今でも安値圏にあるので、買って上がるのを待っています」

とにかく現物で、低PBRかつ配当利回りが4%以上の銘柄を買うことが大事だそうだ。そのスタンスで、氏は今、約40銘柄を保有しているという。

「頻繁に入れ替わる市場のテーマに注目し、それを買っていくのもいい。私も今年前半は震災復興関連銘柄で利益を出しました」


薬局と介介護関連銘柄がこれから狙い目!?



ある程度上昇した銘柄は利益確定し、次の銘柄へ再投資。細かく銘柄を入れ替えるのが、コンスタントに利益を出すコツなのだ。

「そのほかで注目しているのは調剤薬局ですね。東京にいるとあまり感じないかもしれませんが、地方ではまだまだ病院と薬局の分離が進んでいません。そんなかで、ローソンと共同で店舗を立ち上げているクオール(3034)やセブン&アイ系のアインファーマシーズ(9627)は狙い目。2年後に、法改正で薬剤師が増えるので、それも追い風になるでしょう」

ほかではイオン系のグローウェル(3141)などもおもしろい。

「独立した店舗を持っているマツキヨが、どちらかというと伸び悩んでいるのに、コンビニや大手スーパー傘下の店舗は、新規出店コストも低く、競争力もある」

調剤薬局以外で注目しているのは介護業界だ。

「高齢化社会になって、やっぱりお金が集まるのはここかなと思います。私のポートフォリオで大きな位置を占めているのがツクイ(2398)。ここは'07年からの営業利益が10倍になっている成長銘柄。配当もかなり上がっているのも魅力です」

ショートステイやデイサービスなど介護形態も多種多様。この利益の伸び方を見れば、不景気の日本でも介護業界には伸びしろが期待できそうだ。

「不景気でも、集まるところにはお金が集まっています。その銘柄を当てるのがバリュー投資の醍醐味。株価が5〜10倍になる快感を知ると、やめられませんよ(笑)。私はサラリーマンなので、相場に張りつくことはできない。そのかわり、四季報をじっくり読んで、お宝銘柄を探すのが楽しいんです」

日経平均8000円台は割安株の宝庫。株を買うなら今が好機ということだ。www9945氏にならってバリュー投資に目覚め、株価が10 倍以上になる快感を得てみてはどうだろう。


www9945氏
ほったかしバリュー投資で100万円→6000万円


100万円で株式投資をスタートし、バリュー株&優待株投資で今の資産は6000万円。セミリタイアを目論むサラリーマン投資家。株歴は17年目で、その相場観を参考にする人は多い