ズバリ、どの金融商品を買えばいいのか?




アクティブファンドはスクリーニングで選べ!



玉石混合のアクティブファンドの中から、積み立てに値する1本を絞り込むには、「モーニングスター」の「ファンド検索」機能を活用するとよい。以下、絞り込みのポイントを紹介していこう。

①「カテゴリー」の選択
先進国株では、日本株を投資対象から外したいので〈国際株式・グローバル・除く日本(為替ヘッジ無)〉を選択。「為替ヘッジはコストがかかるのでリターンを悪化させる原因になりますし、外貨建て資産を持って通貨の分散をはかるのが望ましいので、《為替ヘッジ無》を選びましょう」(朝倉氏、以下同)。新興国株では〈国際株式・複数国(為替ヘッジ無)〉を選択。

②「償還までの期間」の選択

長期運用が前提の場合、途中で償還されては困るので〈20年以上〉を選択(本来は無期限が望ましい)。

③「純資産総額」の選択〈10億円以上〉を選択
「純資産額が10億円を切ると、繰り上げ償還される可能性も出てきますし、たとえ償還されなくても、運用会社が運用に力を入れてくれなくなる場合もあります」。

④運用実績の検証
「ファンド検索画面」で①~③のポイントを絞り込んで検索をかけると、条件に合致したファンドのリストが表示される。これを、運用実績がよい順に並べ替えよう。「重要なのは長期の運用実績ですから、表示項目タブを〈リターン(長期)〉に切り替えて、〈10年リターン〉の項目を降順に並べ替えてください。アクティブの場合、運用期間が3年に満たないものは実績で評価するのが難しいので、候補から外します」

⑤運用実績上位のファンドを比較
④で上位に表示されたファンドを比較。「グローバルに分散投資できるファンドを選ぶべきなので、特定の地域や業種、テーマ(バイオ、インフラなど)に偏っているものは候補から外します」。ファンドごとの詳細画面では、〈レーティング〉欄で、相対的な運用成績をチェック。「〈総合〉が★4つ以上ならば合格と考えてください」




朝倉智也氏

モーニングスター代表取締役COO。著書に『投資信託選びでいちばん知りたいこと』、『投資信託選びでもっと知りたいこと』(ともに武田ランダムハウスジャパン)がある



積み立て派ブロガーの2年経過報告書



実に月収の2分の1弱に相当する15万4000円を毎月の積み立てに回しているという、積み立てマニアのすぱいく氏。2人の子どもを抱える、都内在住のアラフォーサラリーマンだ。

「持ち家住まいで住宅ローンや家賃の支払いがない分、普通の人よりは多いかもしれませんね。家計簿を見ながら、このくらいまでなら出せるかな、と決めた金額です」

一般的に、積み立て投資には不要とされる「相場勘」が、すぱいく氏の武器。旬の商品をいち早く見つけて、相場が上昇する前に積み立てを始めれば、それだけ有利になるという考え方だ。

「最近は相場勘への自信が揺らいでいますけどね……。でも、積み立てなら相場勘が外れても、いずれ時間が解決してくれますから」

積み立て中の金融商品は、投資信託を中心に、個別銘柄や純金・プラチナ積み立てを加えた19本!

「インデックスを買うのが正解だとはわかっているんですけど、やりたくないんですよね。ひねくれてるので(笑)」

数は多いが、もちろん行き当たりばったりなセレクトではない。

「軸は2本あるんです。将来的に円が強くなるとは思えないので『円安で値上がりする資産』がひとつ、もうひとつは『資源高狙い』」リストを見ると、新興国株関連など外貨資産に投資するファンドが目立つし、海外金鉱株ファンドなど資源関連もチラホラ。そんななかで、日本株のアクティブファンド「結」が異彩を放っているが?「運用者の思いに共感して積み立てています。これが、保有ファンドのなかでも意外に成績がいい(笑)。経済の勉強をして買うより、“思い”で投資したほうが成績がいいのかも……。今はまだ実験段階なので今後も上がりそうなもの、下がりそうなものを見極めながら、2、3年後には見直す予定。いつかは1億円を目指したいですね」

すぱいく氏

二児の父であるサラリーマン。毎月14万5000円を積み立て中。純金積み立ての手数料が節約できる株主優待を目当てに三菱マテリアル株を積み立てるなど小ワザも得意とする
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