低レバで稼ぎ続ける賢人たちのトレードに学べ




【放置プレイ派】

スワップ派は今後利上げが期待できるNZドルを狙え!



「円高で外貨預金が人気のようですが、あれはサラ金以上のぼったくり商品ですよ」と言うのは、個人投資家の野村雅道さんだ。

「ドルなら、為替手数料が往復で1ドルあたり2円かかるのが普通。スプレッド数銭のFXにくらべ、いかに暴利かわかるでしょう」

そんな野村さんがすすめるのは、高金利通貨を買い、あとはほったらかしにしてスワップで利益を得るやり方だ。たとえば豪ドル/円の買いポジションを持っていると、年利4・75%程度の金利が付き、レバレッジ2倍でも、年利10%弱の利益となる。


低レバの長期投資なら為替差損も怖くない



「スワップ狙いの手法は値動きリスクが大きいと思われがちですが、為替はいずれ戻ってくるもの。レバレッジを低くして10年、20年と持ち続ける覚悟があれば大丈夫です。リーマンショック後に豪ドル/円が半値近くまで下がりましたが、15年前から持っている私のポジションは損切りされることもなく、問題ありませんでした。それに、金利が4・75%程度あれば、仮に豪ドルが20%下落したとしても、持ち続けていれば4年強で取り返せる計算になりますよね」むしろ、今の円高が終わり、円安トレンドに転換すると予測するなら、大きく為替差益を取れる可能性も少なくないのだ。

「それに、為替差損が出ても、最終的に現地通貨のまま使うぐらいの気持ちでいればいいんですよ。外貨で決済できるネット通販だって増えてきていますし」

スワップ手法のポイントは、とにかく高金利通貨を選ぶこと。

「今なら南アランド/円、豪ドル/円、NZ/円ががおすすめ。特にNZドルは、今でこそ金利2・5%と他の2つにくらべて低めですが、近いうちに利上げが予測されています。長期保有が前提なので、将来的な政策金利の動向にも注目したいところです」

通貨を選んだら、あとは買いポジションを持って放置するだけ。

「スワップ狙いで一番怖いのは、強制損切り。なので、過去のチャートを見て歴史的な安値でも耐えられるポジションに抑えておきます。買うタイミングは、細かく気にする必要はありません。念のために3回くらいに分散して買っておけばいいでしょう」

数年で1億円トレーダー!といった派手な稼ぎ方ではないが、リスクを取らずにじっくり資産を増やしたいなら、試す価値はある!





野村雅道 氏

外資系を含む複数の銀行で為替ディーラーとして活躍後、個人投資家に転身。主な著作は『野村式FX速習ノート』(日本実業出版社)など