超円高をしゃぶり尽くす





1ドル=76~77円台の“歴史的円高”が続いている。FRBは2013年半ばまで事実上のゼロ金利政策を続ける方針で、当面、円高ドル安は変わらないだろう。また、米ドルだけでなく、ユーロや新興国通貨に対しても、円高トレンドだ(下グラフ)。だがこれは比較的安全な円にマネーが一時避難しているだけで、長期的には日本の借金問題が浮上して今より円安に振れていくと見る専門家は多い。

となれば、円を別の資産に替えておくのが賢い選択だろう。長期的に上がると見られている資産の筆頭は、金と原油、そして新興国株である。金・原油は米ドルで、新興国株は米ドルや現地通貨で取引されるから、円建てにすると、相対的な“お買い得状態”だ。この超円高セールを逃す手はない!





【Part.1】今こそ最強!金投資で乱世に勝て



米国債の格下げに端を発した世界同時株安、日本でも徐々に回復してきた株価が再び急落。ギリシャショックの傷が癒えない欧州経済も好転の兆しすら見えない。そんな八方塞がりな状況のなか、唯一上がり続け、注目を集めるのが金。今年4月、史上初となる1トロイオンス=1500ドルを突破すると7月には1600ドル台へ突入、8月には一時1900ドルを突破するという暴走特急状態だ。

あまりの高騰に“バブル”との指摘も現れ、8月末には1700ドル台に急落したが、9月に入るとまた1800ドル越え。つまり長期的な需給を考えると、金はまだ“買い”だと見られているのだ。

「経済情勢がこれだけ不透明な現在、金に投資する必要性は高まってきています」と語るのは、ワールド ゴールド カウンシル日韓地域代表の豊島逸夫氏。「投資の目的は儲けることだけではありません。攻めるのと同じくらい守るのも難しい。将来的に起こりうるリスクを取り除くための手段を考えなくてはいけません」

本当にゴールドは将来を防衛してくれるのか? 高摑みをせずに中長期的に勝つにはどんな方法がいいのか?“守りの金融商品”金の可能性を追った!