利確ポイントを教えてくれるエクスパンション



「押し目や戻りを狙ってトレードする人にはとても便利だと思います。今回もエクスパンションで計算した138・2%のポイントでちょうど下落が止まりました」

もちろん、さらに下抜けて161・8%のポイントまで下がる可能性もあったが、トモラニ氏は138・2%で利確。そこには、もうひとつの根拠があった。

「最初は1時間足を見ていたんですが、15分足に切り替えて見てみるとRSIの"ダイバージェンス"が出ていたんです」

ダイバージェンスは、RSIやストキャスティクスなどオシレータ系のテクニカルで発生するシグナル。通常はレートが下がればオシレータも下がるが、稀に「レートは下がっているのに、オシレータは上がっている」といった逆の動きをすることがある。

これが、ダイバージェンスと呼ばれる、相場反転のシグナルだ。

「15分足で見たとき、RSIでダイバージェンスが出ていたので、反転上昇の可能性があると思って決済したんです。FXトレーダーってエントリーを気にする人が多いですけど、大事なのは出口。入るときは逆指値や指値でもいいんですけど、出るときだけは自分でチャートを見ながら、相場の状況を判断したいですね」

杉田氏の片腕として活躍するトモラニ氏の日常は忙しい。理想は「チャートを見ながら」でも、実際はなかなか見ている時間がない。

「チャートを見ていれば、ストップを切り下げて大きく取らなくてはいけないはずのトレードも、結局小さな勝ちになってしまったり、初めて使うFX会社だったので操作方法を間違えてしまったり……。何を言っても言い訳になっちゃいますけどね(笑)」

本人的には不本意な成績のようだが、難しい相場でも約1万5000円利益が出ている。

「"月10%増"が収益目標なので、週換算で2・5%。目標は達成できました。でも、つまらない操作ミスがなければ、あと1%くらい勝てたと思うと……。地味な成績で悔しいです!」

月10%だと、単利運用でも2倍ペース。複利なら年3倍だ。一見地味だが、スゴい数値である。

師匠の杉田氏は彼女のトレードをどう見たのか。

「上下に大きく動いてトレンドが不明確でやりづらかったのに、頑張りましたよ。彼女のトレードはいつも手堅い。生徒を見ていると、男性は大きく勝とうとして大きくヤラれる。女性は勝ちがコツコツだけど負けも小さい。彼女は典型的な女性トレーダーですよ」

FXはギャンブルではなく、投資と考えているトモラニ氏のトレードに派手さはない。だが、だからこそ、堅実に勝てるのである。

「今回の結果は、地味すぎちゃいましたけど(笑)」(トモラニ氏)

常日頃から「勝ったら寄付、負けても寄付。周囲への施しがトレードのエネルギーになる」と説く杉田氏の教え通り、トモラニ氏は今回の利益をすべて義援金に回すことに。さすが!




トモラニ

OL時代にFXを始めるも大敗。杉田氏に学び退職、専業トレーダーへ。杉田氏も太鼓判を押す、トレーダーとしての手腕の持ち主。わかりやすいFX講義で生徒からも厚い信頼を得る
http://www.win-invest.co.jp/blog-fx/