株式市場にとっては規定路線だった民主党政権が誕生した。高速道路無料化、子ども手当など目玉政策に関連するものは、早くから「民主党銘柄」として動意づいていたが、「まだ織り込まれていないサプライズな材料があります」と言うのは、T&Cフィナンシャルリサーチの本吉亮氏だ。

「例えば温暖化関連。世界的なエコの流れもあって、環境関連銘柄が高騰しています。しかし、温暖化関連というテーマは、まだあまり注目されていません。緑化屋根の施行をする三晃金属工業など、徐々に物色が広がってくるかもしれません」

エコ株の雄GSユアサも、ここにきてさすがに息切れ状態。新たな関連銘柄を探そうと、マーケットの触手が動き出すか。
「また、農家への戸別所得補償制度で、農業関連にも注目が集まっています。オーソドックスなところでは、クボタや井関農機などの『農機関連』、サカタのタネ、カネコ種苗などの『タネ関連』、日本農薬、クミアイ化学、イハラケミカルなどの『農薬関連』、コープケミカルなどの『肥料関連』などがあります。
さらに、農業人口が増えてくれば、ホームセンターにまで好影響が波及してきそう。農家と密着しているコメリ、地味だけどワークマン、島忠などが予想されます」

世界的な食料不足懸念なども後押ししそう。また、民主党政策で注目されているのが、育児支援。
「公立高校の無料化や子ども手当の支給で、塾関連やベビー服関連などの銘柄に人気が集まっています。育児支援が充実して結婚に踏み切る人が増えれば、ツヴァイ、ワタベウェディングなど、ブライダル関連にも恩恵があるかも」

リチウムイオン電池や塾関連で、まだ動いていない銘柄に突如神風が吹き、急騰するケースが相次いでいる。?民主党風〞は吹いたわけだから、先に挙げた?桶屋〞だって儲かるかもしれない。

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本吉 亮氏
T&Cフィナンシャルリサーチ・調査部マネジャー。
日本株の調査や分析などを担当。データも重視した銘柄選びに定評がある