「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成長し、幸福感の中で消えていく」
ー米国の著名投資家ジョン・テンプルトン氏の格言だ。
みんなが総強気になれないのに、株価だけは年初来高値を更新し上昇している今は"強気相場を育んでいる段階"と言えるかもしれない。
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「タッチパネル」といえば、かつては銀行のATMをイメージしたが、今は圧倒的にニンテンドーDSやiPhoneの印象が強い。また、カーナビやデジカメ、ビデオカメラなど、その用途は拡大し続けている。しかも、マイクロソフトが10月に投入する新OSによって、さらにタッチパネルのイメージが塗り替えられるかもしれない。カブドットコム証券ストラテジスト
の河合達憲氏は、こう宣言する。

「Windows7はノートPC市場に画期的な変化をもたらす可能性を秘めています。タッチパネル操作が可能な初めてのOSだからです。ニンテンドーDSやiPhoneですっかり馴染んだタッチパネル方式で入力できるとなれば、幅広い層に支持されるはず」

今はまだノートPCの画面はタッチパネル方式ではないが、新OSの登場を受けて、競ってその搭載に踏み切るというのだ。だとすれば、タッチパネルやその関連素材、デバイスなどを手掛ける企業に特需が発生し得ることに。

「タッチパネルといえば、すぐに連想するのが日本写真印刷で、キズが入りにくい『膜抵抗方式』と呼ばれるタイプにおいて、世界シェアの過半を握っています。また、パネルの表面を保護するフィルムを手掛けているのがKIMOTO。さらに、タッチパネル向け電極材料(透明導電性フィルム)を供給している日東電工も、需要拡大を受けて増産体制を敷くことになりそうです」

タッチペンや指先で画面を乱暴になぞっても、無傷でスルスル入力できるのは、河合氏が列挙した日本企業の技術力の賜物なのだ。世界中のノートPCにタッチパネルが搭載されれば、それに比例してこうした企業の受注も拡大することに。場合によっては、ニンテンドーDSやiPhoneの登場時をはるかに凌ぐ業績への寄与が期待できるわけだ。















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河合達憲氏
カブドットコム証券マーケットストラテジスト。
推奨銘柄のパフォーマンスが高い。著書に『日本のトップ企業が消える日』