マスクをつけた人の数もめっきり減り、感染拡大に歯止めがかかった新型インフルエンザ。一時は株式市場でも関連銘柄が人気化したが、もはやそれも過去の話に。


だが、油断は禁物であるし、相場でも再びテーマ化しうると、フィスコの岡村友哉氏は指摘する。

「約90年前に発生したスペイン風邪のパンデミック(世界的流行)でも、春の第1波がいったん収束した後、秋に第2波がやってきました。しかも、ウイルスが変異して毒性が強まり、死亡率が上昇しています。今回の新型インフルエンザも同じパターンを辿る可能性があり、そうなると市場でも再び関連銘柄が注目されそうです」

ただ、第1波における物色動向を振り返ると、新型インフルエンザを材料に、買われる銘柄と売られる銘柄に明暗が分かれたようだ。


「真っ先に買われたのがダイワボウのようなマスク関連で、続いてウイルス除去製品『クレベリン』がヒットした大幸薬品も注目されました。その一方で、コンサートが中止となったエイベックスや、乗客が減ったJRなど、期初予想に織り込んでいなかったアクシデントで業績下ブレが懸念された銘柄が売られました」

当然、せっかくなら好材料となる銘柄の爆騰に乗りたい。もっとも、マスク関連のようなど真ん中の銘柄は関連ニュースが出た途端にストップ高買い気配となりがちで、「株価も沈静化しているうちに仕込んでおいて、ニュースが出て噴いたら売り抜けるのがいい」という。

その点、外出が減ることでプラスになる巣ごもり消費関連はジワジワと火がつくので、こちらのほうがまだ狙いやすそうだ。











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岡村友哉氏
金融情報などを配信するプロ集団・フィスコの人気アナリスト。
先物やオプションなど、マーケット全体の分析を担当