GMが連邦破産法11条を申請するという世界最大の破綻劇がついに起きた。
「GMの破綻を待っていました」と言わんばかりに、株式市場はアク抜けし力強く上昇。
日本株を見ても、相変わらず「これ以上買われる理由はない」という弱気筋はいるが、3月が大底となり、超特急で反発する可能性すらある。
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目標なんて、最初から達成するつもりは毛頭ない──。経営者たちのこんな開き直りのホンネが聞こえてきそうだ。上場企業は期初に業績見通しを発表するが、期末に決算を行うと、大きく食い違った数字になるケースが続出している。

T&Cフィナンシャルリサーチの本吉亮氏の口からは、こんなショッキングな言葉が飛び出す。

「まさかのリーマン・ショックで、株価がここまで下落し続けるとは誰もが想像できなかったこと。

'08年度決算が期初の見通しを下回る結果となったのは、やむをえないことだと言えるでしょう。しかしながら、さらに4期前まで遡って検証しても、常に目標を下回る結果しか出していない企業が少なくありません。不況の今ならまだしも、過去の好景気な時期でさえ、目標を達成できなかったのです」

表は、主要企業の過去5期の目標達成状況を○×で示したものだ。想像以上に酷い結果にア然とした読者も少なくないだろう。「逆境の'08年度は割り引くとしても、それまで4期連続で×が続いた会社の期初予想はまったくアテにならないと考えてよさそうです。

銀行や損保、半導体や液晶などの市況関連に多いのが特徴ですが、堅実そうな印象のある企業が意外と信用できなかったりします。信用力が命のみずほFGが5年連続×のほか、貸出先には渋くて“シブ銀”の異名をとる静岡銀行も業績予想は甘い」

こうしたオオカミ少年たちに対し、5期連続で○を達成しているのが、久光製薬や石油資源開発、ライフコーポレーションだ。もっとも、最初の目標設定が控えめな会社も交じっている様子。「一方、4期連続で×だったのに、'08年度だけ○だったという奇妙な会社も存在しています。カルチュア・コンビニエンス・クラブやワタミがその一例で、不況がむしろ追い風となりました」

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本吉 亮氏

T&Cフィナンシャルリサーチ・調査部マネジャー。
日本株の調査・分析を担当。データ重視の銘柄選定に定評がある