2011/11/23 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、東京市場で安住財務相が「50兆円基金での外債購入が為替介入になる可能性高い」と発言すると、ドル円は買いが先行し一時77.327円まで急騰。しかしその後、「外債購入は我々の考え方とは合わない」との見解も示したことから、一転して戻り売りの展開となり77.00円付近まで反落しました。欧州勢参入後も短期筋からの戻り売りの動きが継続し76.84円付近まで小幅に下押し安値を更新。しかし、NY市場に入ると、米四半期実質国内総生産(GDP)が2.0%と市場予想の2.5%を下回りNYダウが下落したことを受けて、リスク回避の動きから安全通貨のドルが買われ77.15円付近まで上昇しました。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)が公表した議事要旨では「一部メンバーは経済予測が追加緩和を正当化するとの認識を示した」「バーナンキFRB議長は長期目標と政策戦略の声明を検討するよう当局者に指示した」等の内容が明らかになったものの、目新しい内容ではなかったことから市場の反応は限定的となり、ドル円は76.946円(前日比:+0.012)で取引を終えました。

ユーロ円は序盤、衆院財務金融委員会で安住財務相が外債基金創設についての発言内容から円売り介入を容認するとの見方が強まり、円売りが優勢になると一時104.322円まで急伸。しかしその後、外債基金について否定的な見解が示されたことで徐々に売りが優勢となり103.75円付近まで反落しました。欧州市場に入ると、欧州株式やGlobexのNYダウ先物の堅調推移を背景に、投資家のリスク志向の改善からユーロ買いが進み104.348円まで上昇。NY市場では、弱い米経済指標の結果を受けてリスク回避の円買いから軟化する場面が見られたものの、ラガルドIMF専務理事が「新たな融資制度により、加盟国全体の利益のために、より迅速かつ効果的に対応ができる」との発言がユーロの下支えとなり前日比+0.118円となる103.946円で取引を終えました。


≪2011年11月22日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り26% 買い74%
ユーロ・円  :「ブル」売り41% 買い59%
ユーロ・ドル :「ベア」売り73% 買い27%
英ポンド・円 :「ブル」売り25% 買い75%
豪ドル・円  :「ブル」売り12% 買い88%
NZドル・円  :「ブル」売り11% 買い89%

【今日の主な経済指標】
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 10月
16:45 FRF 企業景況感指数 11月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 10月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 10月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 11月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 11月
18:30 GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
19:00 EUR 製造業新規受注[前月比] 9月
19:00 EUR 製造業新規受注[前年同月比] 9月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 10月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 10月
22:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 10月
22:30 USD 個人所得[前月比] 10月
22:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 10月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 11月
06:45 NZD 貿易収支 10月


今日のトレードポイント


本日は東京市場が勤労感謝の日で市場が休場になるため、取引参加者の減少から取引が乏しくなり値動きは限定的になりそうです。ただ、NY時間にはMBA住宅ローン申請指数、個人消費支出、新規失業保険申請件数、ミシガン大学消費者態度指数などの複数の米経済指標の発表が予定されていることから、突発的な動きには注意したいでしょう。


[今日の予想レンジ]
ドル・円 76.00-78.00  ユーロ・円 102.50-105.00  ポンド・円 118.50-121.00


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