投資歴7年でたどり着いた常人が見えない世界とは?
感覚派トレーダーが説く板情報の新しい可能性!



'04年、テレビでデイトレーダーを見て、「自分に向いてる」と直感し、自己資金130万円から投資を始めた涼氏。投資歴7年で、口座残高は4500万円だ。

「7年間で3回くらい手法が変わっていますが、収益は毎月ある程度決まっていますね。今は毎月100万円前後。きれいな右肩上がりで資産は増えています」

手法はどう変化してきたのか?

「最初は有名なトレーダーの手法を真似ることから始めました。そして、ずっと値動きを見ていると、日経先物と新興市場の個別銘柄が連動して動くことがわかったので、日経先物がチャートのトレンドラインを割り込んだら、新興銘柄を売ってました。当時、イー・トレードが日経先物に完全に連動していて、稼げた記憶があります」

そんな涼氏は今、ほぼ板情報だけを見て売買している。

「以前から板情報は見ていましたが、だんだん板情報の注文数量や並び方を見ていたら、株価がどう動くか、わかるようになってきたんです。今も参考程度に日経先物の1分足チャートは見ますが、ほぼ板情報だけで売買しています」

売り注文と買い注文の数量から株価の動きを予測する「板読み」は、デイトレーダーにはメジャーな手法。しかし、約定スピードの高速化や、機関投資家のシステム売買(アルゴ)の進化により、板読みは難しくなっているとも聞く。

「確かに、今でもアルゴにダマされることもありますし、毎年のようにデイトレーダーの環境は厳しくなっています。でも、今はまだ順調に利益を出せていますね」



板情報の注文数量が生き物のように見える!



では、板でどう判断するのか?

「モニターには10銘柄の板だけ並べて表示していますが、メインで売買しているのは3銘柄。3つの板を集中的に観察していると、売数量や買数量の株字と並び方がすごく『キレイ』なことがあるんです。ちょうどキレイな板があったので、画面を記録しておきました」

そう言って見せてくれたのが、上の板情報だ。

「この売数量、すごくキレイじゃないですか。8万200円が47株というのがいいですよね。こういう板を見ると『売りのパワーが強いな』と思うから空売りします。でも、本当は7万9900円が229株じゃなくて234株だったらもっとキレイなんですけどね」

それは全部足したらキリがいい数字になるとか、そういうこと?

「違います。感覚的なものだから説明しづらいんですが、この売数量をぱっと見たら数字が生き物に見える。すごく強そうな生き物が動いているに見えませんか?」

彼は、この売数量を見て瞬間的に株価が下がると感じるらしい。実際、直後に株価は7万9900円から7万9100円に下落した。

「下落後の板情報では、買数量のほうがキレイだからリバウンドするなって感じて、実際リバウンドしました。もちろん、予感が外れることもありますけど」

常人には理解し難いのだが、涼氏は板情報の数字や並び方から特別な情報を受け取る手法で、今も資産を増やしている。


涼氏