出来高&値動きがある限り、1つの銘柄に粘着し続ける



IPO銘柄が活発に動かなくなった'08年以降、今度は1つの銘柄をひたすらおいかけるトレードスタイルを変化させる。

「僕の場合、利益を上げている銘柄はほぼ決まっています。ドワンゴで2715万円、ケネディクスで1112万円など、4銘柄の利益合計は5827万3185円で、今の資産の約半分を稼いでるんですよ」

彼がトレードする銘柄は、新興市場の銘柄で、値動きが大きく出来高もあるものが中心。

「東証1部の大型株の場合、日経平均先物と連動するんですけど、先物が上がった瞬間に、大型株の一番最初の板はアルゴやディーラーが持っていくから個人じゃ買えない。でも、新興銘柄だと、例えばサイバーエージェントが上がったのを確認してから、株価が連動していたドワンゴを買っても間に合うんです。つまり、デイトレで勝ちたかったら、ディーラーやアルゴがいない新興市場や新興銘柄で勝負すればいい。新興市場が東証1部より全然レベルが低いのは間違いないと思いますね」

ニコニコ生放送で配信をしている彼は、放送中に「どうすれば株で勝てるのか」と聞かれると「個人投資家が多い新興市場なら、少し努力すれば勝てるようになる」と答えている。つまり、強敵との対決を避け、自分と同等か、それ以下の実力の相手とだけ戦うことで、1億円まで資産を増やしてきたということか?

「そうですね。『新興市場の王者』なんて呼ばれてますけど、僕だって大口から見たら弱者なんです。だからトレードでは大口に逆らう(逆張りする)んじゃなくて、ついていく(順張りする)。株式市場で生き残るにはそうするしかない」



大口の注文が入ればその動きについていく



では、具体的にはどのような売買をしているのだろう?

「見ているチャートは3分足で、表示しているのは移動平均線とボリンジャーバンド。移動平均の50本線より上なら強気で買い目線、下なら弱気で売り目線。あとは直近高値のブレイクで買ったり、とか」

もう一つ、重視しているのは板の動きと歩み値だ。

「板では大口がどう動いているのか、板の食われ方や歩み値を見ながら判断して、大口についていきます。でも、どちらかというとイン(買う)よりアウト(利益確定、損切り)を重視してますね。もし、大きな買い板が出ていたら、そこが目標になることが多いので、それが崩れるなら、崩れる前に真っ先に売ります。そうしてみんなが僕の動きについてきて、板が崩れて下がったらうれしいですね。『ナイス損切り!』って感じで」

利益確定もひたすら大口がどこで抜けるかに注目している。

「以前は利益が出たらすぐに決済してましたけど、今はできるだけ利益を伸ばせるように、上昇トレンドだったら5日線を下回るまで粘ったりしています。それでも1時間以上持つことは少ないです」

大切なのは自分に合ったトレードをすることだという。

「僕はよく言えば慎重派、悪く言えばチキン。ロット数はすごく少なくて、一回にトレードする金額は1億円を超えた今でも2000万円以内。そもそも1〜2か月で2倍にしようなんて思ってなくて、1日に資産の1%取れればいいと思ってます。この考えは資金500万円のときから一緒ですね」

相手を個人投資家に絞り、しかもKOを狙う右ストレートではなく、左ジャブを連打して着実に勝利を重ねてきたのだ。

「今、トレードしているのは日本風力開発とサイバーエージェントくらい。盛り上がる銘柄が少なくなってはいますけど、1つでもあれば稼げるんで、当分はこのスタイルでやっていくつもりです」

この2銘柄を売買している人は、虎視眈々と自分を狙っているヤツがいる、と自覚しておこう。




ぐらわん氏

今年1月から更新を始めたブログ。日々の収支のほか、FX配信などを行うニコニコ生放送の配信予定も掲載。ニコ生のコミュ番号は「co1123229」(http://bloglivedoor.jp/gura25)で購入できる