年初来40〜80%爆上げ中の中国、インド、ベトナムetc.
狙いの銘柄から売り抜けるサインまで、プロが解説




中国をはじめとする一部の新興国株は昨年末から早々と反転し、いつの間にか出来高はリーマン・ショック以前の水準を超すまでに激増している。
株価はV字回復中で、新興国バブルの再来が目前に迫っているという。
今、中国では何が起きているのか?インドやBRICsは?
再び新興国バブルに酔いしれるための必勝テクニックを紹介する!





 ブラジル、ロシア、インド、中国の4新興国を示す「BRICs」というキーワードをゴールドマン・サックスが投資家向けリポートに掲載したのは'03年秋。同レポートによれば、「これら新興国は’50年までに現在の主要先進国と肩を並べる、あるいは凌駕するGDPを実現するだろう」と高らかに宣言した。これを皮切りに、世界中のアナリストやエコノミストが新興国を熱狂的に推奨。新興国バブルが到来した。

 金融業界を代表する著名なアナリストやエコノミストたちの、リーマン・ショック直前の発言を見てほしい。これらのコメントから、新興国投資がいかに熱狂的だったかがわかるだろう。

 一時は、アメリカ経済が減速してもBRICs諸国が世界を牽引するという「デカップリング論」なんてものが流行したが、アメリカが失速して投資マネーが引き上げたら、あっという間に新興国は失速、崩壊した。

 確かに、'03〜'07年で香港の株式指数は約10倍になった。おそらくこれから10年、20年と中国の成長は続くだろうし、長期投資をすれば大きなリターンも期待できるだろう。しかし、ときにはリーマン・ショックのような暴落に遭遇することだってある。

 私たちはリーマン・ショックの敗戦から「利益確定」の重要さを学んだはずだ。「新興国投資」というと、オウム返しのように「長期投資」という言葉が返ってくるが、短期・中期投資だっていいはず。資産10倍、20倍と大きな夢物語を描くのもけっこうだが、あまり皮算用ばかりせず、ちゃんと利益を確定するという投資の基本に立ち返るのが重要だ。

 投資の目的は「儲けること」で、儲かるのであれば、バブルでも何でもかまわない。しかし、バブルに乗るならば崩壊する前に逃げなければならない。そこで、バブルの予兆や利益確定のタイミングなど、新興国市場の新たな乱気流への飛び乗り方、飛び降り方を4人の専門家に詳しくレクチャーしてもらおう。


戸松信博氏
グローバルリンクアドバイザーズ代表取締役。
中国やベトナムに詳しいテクニカルアナリスト。
著書に『「世界金融危機後」に狙う中国株』(角川SSC刊)など



田代尚機氏
TSチャイナリサーチ代表。
大和総研の中国株担当アナリスト、内藤証券などを経て独立。
著書に『レッド・センセーション好機到来!今こそ中国株』(角川SSC刊)など



日本アジア証券 http://www.ja-securities.jp/
アジア8か国の金融、証券市場に精通する経験豊富なプロを擁する、アジア投資のエキスパート。
前身の金万証券から数え創業107年目の伝統。