2011/10/13 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、独自材料に欠ける中でクロス円の下落と他通貨におけるリスク回避のドル買いに挟まれて、東京時間では非常に狭いレンジでの取引となりました。欧州市場ではEFSF拡充案の報道がされたことでクロス円の買い地合いにつられるように、ストップロスの買いを巻き込む格好で77円台まで上げ幅を拡大しました。NY市場に入ってもクロス円の上昇が継続し、ダウ平均が年初からの下落幅を帳消しにするまで上値を伸ばしたことで、日本時間21時半頃には約一ヶ月ぶりの水準となる高値77.485円まで上昇。FOMCの議事録の公表が行なわれましたが反応は限定的であり、高値をつけた後は徐々に落ち着きを取り戻し、77.30円付近でもみ合いとなったまま、77.265円(前日比:+0.597円)で取引を終えました。

ユーロ円は、欧州の債務問題の先行き不透明感から上値の重い展開となり、ユーロ円で輸出勢の売りが持ち込まれたことで日本時間10時過ぎには安値104.198円まで下落しました。欧州市場に入ると、スロバキア議会のEFSF拡大承認に関する再投票が行われるとの報道をきっかけにリスク選好の動きが優勢に。NY市場ではバローゾ欧州委員長が今年中にユーロ圏共同債に関する提案を行うとの見解を示したことで、ダウ平均の上昇も支えに一段とユーロ買いが加速し、日本時間2時頃には高値107.049円まで上げ幅を拡大。引けにかけては次第に上値の重さが意識され、利益確定売りに押されながら106.518円(前日比:+1.968円)まで上値を削られて取引を終えました。


≪2011年10月12日クローズ時点≫
ドル・円   :「ベア」売り62% 買い38%
ユーロ・円  :「ベア」売り83% 買い17%
ユーロ・ドル :「ベア」売り89% 買い11%
英ポンド・円 :「ブル」売り33% 買い67%
豪ドル・円  :「ブル」売り23% 買い77%
NZドル・円  :「ブル」売り45% 買い55%


【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
08:50 JPY 第三次産業活動指数[前月比] 8月
09:30 AUD 新規雇用者数 9月
09:30 AUD 失業率 9月
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 9月
16:15 CHF 生産者輸入価格[前月比] 9月
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
17:30 GBP 貿易収支 8月
21:30 CAD 貿易収支 8月
21:30 USD 貿易収支 8月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分



今日のトレードポイント


スロバキアで前日否決されたEFSF(欧州金融安定ファシリティ)拡充案が再投票されるとの報道をきっかけにリスク選好ムードが強まりました。今週末にも可決される見通しであることから、結果を見極めようとする動きが強まるかもしれません。強い指標結果や好決算を背景に株式相場が大幅高となっており、引き続き株式相場の動向には注視する必要がありそうです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円 76.00-78.00  ユーロ・円 105.00-108.00  ポンド・円 119.00-123.00



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