リーマンショック後の11年版スワップ派に学べ




【イケイケ派】豪ドル、南ア・ランドなどの高金利通貨を持ち続けろ!



国内や外資系の銀行などで為替ディーラーとしてトレーディングで活躍してきた野村雅道氏だが、今はスワップを実戦しているという。

「いちいち売ったり買ったりするのは面倒じゃないですか(笑)。豪ドルやNZドルのような高金利通貨を持っておけば、ずっと金利はもらえるんだから、焦ってロスカットしたりせずに放っておけばいいんですよ」

とはいえ、'07〜'09年のように急激な円高が来たらどうすればいいのか……。

「100年に一度のことに対策をしてもしょうがないでしょ?それが怖い人は投資なんてしちゃダメだよ。だいたい急激な円高って言っても、平均的なレートで買っていれば大したことないんだから。慌てる人たちは為替差益でも儲けようと思ってレバレッジを上げちゃうから。定期預金のつもりで、レバレッジ1〜2倍で持っておけば、危なくなったらちょっとお金を足せば大丈夫なんだから。外貨預金より2倍儲かると考えればいいんだよ」

今から始めるならどんな通貨が狙い目ですか?


各国の政策金利はこの2〜3年が底で上がり始める!



「今やるならまずは豪ドル。ちょっと政治的な不安はあるけど南ア・ランド。あとはユーロもいいんじゃない? ギリシャはどうせ助けるんだから、ユーロが崩壊することはないでしょう。ドルも金利はいずれ上げるんだろうから買ってもいい。いずれにせよ、金利はここ2〜3年が一番低い時期で、これからまた上がっていくはずだからね」

では今後、スワップ投資を始める人が注意しなければならない点は?

「とにかく損切りをしないこと。ポジションを持ってないと金利はもらえないんだから。金利をもらい続けるためには損切りしなくていいレバレッジで買わないといけないということ。それに、もし円高になって為替差損が出るようなら、FX会社から外貨で受け取って現地で使えばいいだけの話。日本の銀行に預けてても仕方ないんだから、スワップ金利がもらえる限り、いつだってスワップ投資を始めてもいいタイミングと言えるんだよ」





野村雅道氏

54年生まれ。大学卒業後、東京銀行入行。伝説のディーラー・若林栄四氏にスカウトされてディーラーに。87年に同行退職後、米系、欧州系銀行で活躍した