年末〜来年春頃までに再び急激な円高へ進んだ後、大円安時代が到来する!?




かつて隆盛を極めたスワップ投資家が陥った失敗は、'01〜'07年まで続いた円安に「このまま円安が続く」「スワップ金利が貯まれば円高になっても大丈夫」と油断して、円高に対応できなかったこと。

多くの投資家が始めて触れた外貨投資で、外貨を買えばスワップ金利がもらえて、かつスワップ金利以上の為替差益まで取れたことを当然に感じていたが……。

「'01〜'07年は、世界的に景気もよくて金利もどんどん上がって、外国通貨が異様に強いという全般的に右肩上がりの時期でした。たまたまそういう時代にFXが流行って、ちょっと下がったところを買ったり、ナンピンしていれば自然に円安になって、為替差益も取れて金利も取れました。しかしこれは歴史的にも珍しいケースが7年間続いただけなんです」

そう語るのは為替ストラテジストの川合美智子氏。'01〜'07年が異常な状況だったなら、もはやスワップ投資は通用しないのか?

「来年以降、ドル/円は約40年続いた円高トレンドが大転換し、10年単位の長期的な円安トレンドが始まると見ています。しかも、アメリカの金利は上昇局面に入ることが予想されるので、為替差益も取れて、スワップ金利ももらえる、という時代は来ると思いますね」

つまり、スワップ投資が復活するということですか!?

「ただ、以前のようにアメリカが金利をどんどん上げて、3〜4%になるというのは考えにくい。例えば、1%の期間がしばらく続いて、ようやく1.25%になって、という感じで、非常にゆっくりと金利が上がっていくイメージです。でも、金利以上に為替差益が狙えますから、とにかくいつ円を売るのかがポイントになると思います」

'07年には「チャリンチャリン♪」だったスワップ金利が「チャリン♪」になるイメージらしい。それでも長期円安トレンドの入り口でお宝ポジを持てば、長期間、安全にスワップ金利で儲けられる。

実際にはどんな通貨が狙い目なのか。川合さんに主要通貨の今後の値動きを予想してもらった。


川合美智子氏

ワカバヤシエフエックスアソシエイツ代表取締役。伝説のディーラー・若林栄四氏のもとで為替相場の分析に習熟。罫線分析をもとにした相場予測に定評がある。http://www.wakafxinfo.com/