僕たち金投資で毎日が光り輝いています!




最大の安全資産である金は、投資の「生命保険」だ!



 2年前まで、資産運用は全額ネット銀行の定期預金だったという40代の吉岡敏弘(仮名)氏。だが、リタイア後が不安ということで、国内外の株式や債券に投資を始めたと同時に、分散先の一つとして純金積み立てをスタートしたのだ。

 「金融資産の3%前後と自分で配分を決めて、そこから大きく乖離しない限りは毎月1万円を積み立ててます。金ETFや金先物への投資も検討しましたが、定額の積み立てができず、注文する手間もかかる。それに、最初から超長期の投資と位置付けていたので、取引手数料や税金などのコストをトータルすると、純金積み立てが最も理に適ってると判断したんです」

 リタイア後に「万が一」、つまり大災害や戦争、大規模なテロが起こったケースを想定し選んだ先が「金」への投資なのだ。

 「大きく経済が揺らいだとき、保有資産を何から売却すればいいのか判断が難しい場面を迎えることもあると思うんです。株式や債券の流動性のリスクや、預貯金が出金できないケースまで考えると、『世界共通の通貨』といわれている金を現物で保有することのメリットは大きいと思います」

 大災害や戦争とまではいかなくとも、現実にはサブプライムショック、政権交代と、経済を大きく揺るがす緊急事態が頻発中。すでに「金」が放つ絶対的な安心感は威力を発揮しつつあるとか。

 「昨秋のリーマン・ショック以降、株式のリターンは最悪期にはマイナス50%、現状でもマイナス20%を下回っています。それに比べて、純金積立のリターンは昨年10月にマイナス20%を一時的に下回りましたが、金融危機の余韻が残る今年2月にはプラスに転じ、その後もゼロリターンの安定した運用実績になっています。資産全体の3%ということで、その分散効果は限定的ではありますが、株価下落時の資産減少に歯止めをかける効果は実感できました

 金の国内価格は為替相場が強く影響する。仮に金の海外価格が1オンス(=約28g)1200ドルだった場合、1ドル=100円なら国内の金価格は1g=約4285円、1ドル=90円だった場合は1g=約3857円となる。円高が進む中でゼロリターンの成績は、投資対象としては非常に優秀といえる。

 「また、金現物への投資の場合、国内の消費税が引き上げられると、税率がアップした分だけ売却価格も上昇することになります。増税は家計にとっては大きなダメージですが、金現物への投資は『増税リスクをヘッジする効果』 も期待できます。金ETFや金先物にはこのリスクヘッジ効果がないので、純金積み立てが優れていると思いますよ」

 消費税が5%アップして10%になれば、その5%の差額がそのまま利益となるのだ。将来的に増税が予想される日本において、今積み立てておけばおくほどその恩恵も大きくなる。

 「その意味でも、将来に対する布石として金投資をとらえています。定年までまだ20年近くありますが、個人的にはリタイアするまで金融資産の売却や『利益確定』は考えてませんし、『リタイア時に金融資産合計1億円』を資産運用の目標としています。長期的にゆっくりと資産が成長していくことが大切。『万が一の保険』として、計画の底を支えてくれています」

 たとえるなら、純金積み立ては投資における"生命保険"。しかも、掛け捨てどころか収益も見込める超優良投資対象なのだ。


吉岡敏弘氏
首都圏在住、民間企業に勤める40代。
独身、未婚、一人暮らし。
国内外の株式、債券を中心にした長期分散投資で、リタイア後の資産形成に挑戦中