コモディティ指数に連動するファンドで資源全体に投資


資源は石油などのエネルギー、金、銀、プラチナに代表されるプレシャスメタル、そして小麦や大豆といった穀物の三つに大きく分類される。

だが、各々のセクターについて正直よくわからないというビギナーも多いだろう。そんな悩みに前出の浅川氏はこう答える。

「資源全体に投資するETFやファンドがいくつもあるので、ここから投資を始めるのもいい。個人投資家は、『銀がいいらしい』と聞くと銀価格だけに注目しがちです。同じETFでもセクターへの投資配分は銘柄によって違います。投資配分を見れば、どのセクターのウェイトが高いかわかるので、銘柄選びの参考にするといいでしょう」

資源全体に投資するファンドの投資配分の違いを、実際に販売されている銘柄で具体的に見ていこう。

「オルタナティブ・ソリューション・コモディティ・ファンドは投資対象の種類が少なく、主にエネルギー、メタル、穀物の三本柱に投資する銘柄。一方RJIは、RICI(ロジャーズ国際コモディティ指数)に低額の投資が可能で、40近いコモディティ価格に分散投資されている。ちなみに、綿花は最近上がってますね。ほかにファンドが連動する指数には、ダウ・ジョーンズのものがあり、原油や金、銀の配分が多く、プロが投資することも多いようです」

まずはバスケット投資で、資源全体に投資するのもいいだろう。





【穀物編編】


実は、中東民主化ドミノに着火したとされるのが、新興国やアラブ各国での食料高騰だ。ただ、穀物に投資する際は、いくつか注意点があると浅川氏は指摘する。

「穀物の場合、生産に大きくかかわる天候の予測が難しいんです。ただ、需給だけで穀物が高騰しているとも思えません。資源全体にもいえますが、マーケットの規模が株式に比べて小さいので、マネーが入ってくると一気に上がってしまう。現在の高騰は過剰流動性によるものでしょうし、穀物自体の価格が上がっているのとは意味が異なります。供給がないわけではないし、そもそもそこまで上昇するものではありません」

では、穀物に投資するのは避けたほうがいいのだろうか。

「新興国の経済成長で世界の人口は今後も増え続けるので、食料を増産しないわけにはいかない。農産物の生産に必須の肥料会社など、農業関連企業に投資するファンドは有望と考えるべきです。アグリビジネス関連のETFは主に肥料会社に投資され、ジョージ・ソロスも投資するポタシェにも投資されています」

穀物セクターにカテゴライズされるか曖昧だが、こんなファンドも海外では売買されている。

「森林ファンドが、かなり出てきました。コモディティか、エコか分類は不明確ですけど(苦笑)」

海外の資源ETFは奥が深い。





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