【エネルギー編】


「コストを抑えて、幅広いセクターに投資可能なETFやファンドは、実は、海外の証券会社で販売している商品のほうが数は多く、選択肢も広いんです」

前出の浅川氏がこう力説するように、日本の東証・大証合わせても資源ETFは30銘柄しかない一方で、海外の証券会社が取り扱う資源関連銘柄は「十数倍もある」のだという。

そこで、浅川氏にまずはエネルギー関連の資源銘柄をいくつか挙げてもらった。

「原油関連の株式ならGlobal Energy Fund。アメリカやカナダといった先進国の国際競争力がある石油関連企業に投資されている銘柄で積み立て投資向きです」

流動性も高く、機関投資家などのプロも好む銘柄なのでオススメだ。

史上最高値に迫る勢いで上昇中の原油。一方、原油の周りのエネルギーにも注目だ。

「目先では、原油は120〜130ドルをつけた後、下降するのでは。ただ不可欠なものなので、10年後には200ドル水準になる公算が高く、毎月1万円でも積み立てておきたい。XEGはカナダドル建てのETFでオイルサンド(油砂)や天然ガスの企業に投資されている。資源株の上昇と同時に、資源国通貨の上昇も狙えます」

原油の最高値更新に期待!





【プレシャスメタル編】


「有事の金」といわれるように、最近では北朝鮮の砲撃事件でも急騰したが、実は、金は’02年から上昇に転じ、リーマンショックで暴落したものの、上昇トレンドが継続中だ。

「アメリカがドル安政策をとっており、金は米ドルと逆相関になっています。金投資は株式の下落ヘッジの側面も持っている」

金に投資する有価証券では、国内でも東証上場の金ETFを買うことができるが……。

「SPDRゴールド・シェアは、現物の裏づけがあるETFですが、証券を持っていっても金の現物と交換はしてくれません。ところが、フィジカル・ゴールド・トラストというカナダのETFは、ロイヤルカナディアンミントの造幣局で金を保管していて、金現物と交換できるのです。現物を保管する煩わしさがないので、注目を集めていますね」

産金企業に投資するファンドには、大きくアウトパフォームする銘柄もある。

「産金企業の小型株に投資するGDXJは、産金企業大型株のGDXより小型株ゆえに倍以上も値動きがいい。私も保有してますよ」

金ETFか、産金企業小型株のETFか……どちらも金そのものより魅力的だ。