そして18日、寄り付きでは上昇したが、9時20分頃に待望の大暴落が始まった。三空氏はすかさず売りの成行注文を入れた。

「予想通りに暴落中でも注文が通り、2万株で93円抜きましたよ」

その後もリバウンド狙いで買っては決済、暴落の第2弾に合わせて売っては決済と何度もポジションを入れ替えながら数十秒から数分単位のトレードを繰り返したという。結局、9時から10時46分までの1時間46分で稼いだ利益は、なんと544万円!

「暴落時がチャンスといっても、正確にタイミングを読むのは難しい。でも今回は暴落が始まった後に売れたし、その後もサクサク注文が通ったのでラクでしたね」

もう一つ、CFDのすごさを見せつけられたのが、トレード量だ。わずか1時間半ちょっとの間に、注文回数80回。資金が500万円しかないのに、なんと9億円以上も売買した計算になる。

本来、現物や信用取引の株の売買では、売買金額が口座に反映されるのは3〜4営業日後で、同じ日に、何度も同じ銘柄を売買するには、それだけの資金量が必要だ。ところが差金決済であるCFDは決済するとすぐに利益が口座に反映され、その資金を使って何度も売買を繰り返すことができるのだ。

「信用取引の5倍のレバレッジがかけられ、さらに差金決済の資金効率の良さを持つCFDでないと、このトレードは不可能でしたね」

では、今後同じような場面があったら、チャンスということ?

「いえ、実は18日の前場終了直前から約定に時間がかかるようになって、その後、通常なら東証の板と同じスプレッドが上下4円ずつ広がったんです。もう勝てないと思って撤退したんですが、今後も同じように対応されれば、同じ手法で稼ぐのは難しいでしょうね」

しかし、新規参入業者が増えているので、まだこの手法が通用する業者があるかも。特殊な相場がきたら注意深く観察してみよう!