2011/9/22 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、NY市場に連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることから東京市場では方向感が見定めづらいなか、中値がドル余剰となったことをきっかけに売りが優勢となり、10時頃には安値76.120円まで下値を切り下げました。史上最安値を意識する展開となり、レートチェック観測や為替介入が警戒されたことで急反発し、10時前半には高値76.677円まで戻したものの、乱高下した後は特段の材料が見当たらなかったことから、欧州市場にかけて76.30円付近でもみ合いとなりました。NY市場では、注目を集めていたFOMCの声明文にて量的緩和第3弾(QE3)への言及がなく、4,000億ドル規模のツイストオペの実施発表にとどまったことでダウ平均が前日比-300ドル近辺まで下落。リスク回避のドル買いによってドル円は76.625円(前日比:+0.161)まで上昇し取引を終えました。

ユーロ円は、イタリアの経済対策などが報じられたことも影響して東京時間では小幅ながら買い優勢となりましたが、FOMCを控えて方向感に乏しい動きに終始。欧州勢の参入後は英MPC議事録で量的緩和拡大の可能性が高くなったことや、英8月財政収支が市場予想を下回ったことでポンドの下落につられる形で、ユーロ円は日本時間21時半に安値104.022円まで値を崩しました。NY市場に入るとギリシャ内閣が緊縮財政案として年金支給のカットや不動産税を延長する方針が示され、さらに内閣が改革と民営化の速度を早めることを決定したことが好感され、105円台まで反発しました。しかし、前述のFOMCの結果を受けて、景気見通しの下方修正と金融緩和策について当局内で意見が分かれていることが嫌気され、103.990円(前日比:-0.748)まで下落して取引を終えました。


≪2011年9月21日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り 6% 買い94%
ユーロ・円  :「ブル」売り10% 買い90%
ユーロ・ドル :「ベア」売り43% 買い57%
英ポンド・円 :「ブル」売り 5% 買い95%
豪ドル・円  :「ブル」売り 2% 買い98%
NZドル・円  :「ブル」売り11% 買い89%


【今日の主な経済指標】
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 8月
18:00 EUR 製造業新規受注[前月比] 7月
18:00 EUR 製造業新規受注[前年同月比] 7月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 7月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 7月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:15 ZAR 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利 9月
23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 9月
23:00 USD 住宅価格指数[前月比] 7月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 8月


今日のトレードポイント


注目されていた連邦公開市場委員会(FOMC)を終えて、量的緩和第3弾(QE3)について言及されず、市場の期待に応える結果とはなりませんでしたが、欧州債務問題の不安が払拭されていない中、対ドルで円高が進行しており、ドル円は76.120円を付けたことから史上最安値が意識される展開となっています。急激な円高には介入に対する注意が必要となりそうです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円 75.00-77.50  ユーロ・円 103.00-105.50  ポンド・円 118.50-121.00



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