[スリランカ]'09年、'10年と2年連続で株価上昇率2位の激熱市場!



'09年は約120%でロシアに次いで、’10年は96%でモンゴルに次いで、株価指数の年間上昇率が2年連続で世界2位にランクインしたスリランカ。実は世界的に有名な投資家たちは2〜3年前からスリランカ株の上昇を予見していた。

「ジム・ロジャースやジョージ・ソロス、マーク・モビアスなど、世界的に有名な投資家やファンドマネジャーが『注目している』と言及したり、訪問しているニュースを見て、『なぜ小さな島国に?』と疑問に思ったのが、スリランカ株に投資することになったきっかけです」

そう語るのは、投資情報サイト「サーチナ」にも寄稿する海外投資ブロガー・しむしむさん(HN)。ニュースを見た直後、スリランカのコロンボ証券取引所のホームページで証券会社のリストを入手し、早速、口座開設の準備を始めた。

「外国人が口座を開設できるのか、どんな書類が必要なのかを証券会社に問い合わせたり、フェイスブックでスリランカの証券会社に勤務する人を探して、アドバイスを求めたりしました」

東南アジア、中東への投資経験を生かし1か月ほどで口座開設が完了。’09年9月、スリランカ株への投資を開始。株価指数は3000ポイント以下だった。




わずか1年で株価は2倍以上に高騰!



「それでも買ったときは『高値摑みしちゃったかな』という不安もあったんですが、1年後の去年10月には2倍以上の7000ポイントを突破しました。でも、PER(株価収益率)は20倍を超えていて、中国やインドネシアより割高になっていたのと、投資するきっかけになったジム・ロジャースが『スリランカ株は上がりすぎ』と警告していたことや、地元新聞までもが『バブルか⁉ 』と報じ始めたこともあって、保有していた株の4分の3は昨年末に利益確定しました。一番利益が出たのはセイラン銀行で、株価は1年で約3倍。少ししか送金してなかったんで、もっと買っておけばよかった(苦笑)」

それにしても、どうしてスリランカ株は上昇しているのか?

「’09年5月、26年間続いた内戦が終結してから、一気に資金が入ったようで、5月から僕が投資を始めた9月までに指数は約2倍になっていました。スリランカの企業は確かに業績もいいし、観光客も増えているし、いいニュースが多いから上がる要素はあると思うんですが、正直、ここまで上がるとは思ってなかったですね。今も現地のお金(スリランカルピー)は口座に残したままなので、もう一度買いたいですが、チャンス(株価下落)が来ないかもしれませんね」

スリランカのほか、ベトナム、中国、今年になってラオス市場にも進出。資産の多くをマイナーな新興国の株式市場に投資してきたが、今後は少し方針転換も考えているそうだ。

「これまでは現地証券会社に口座を開いて個別株を売買してたんですが、年齢的に仕事も忙しくなって、英語でメールをやりとりしたり、口座開設のために行政書士を訪ねて公的書類に認証をもらったりする時間がなくなってきたんですよ。投資にかかるコストやリスクを考えると、今後は現地の証券会社に口座を開いて個別株を売買するのではなく、日本や香港でETFやファンドに投資してもいいのかな」

とはいえ、投資対象はあくまでも新興国。短期間に数倍になる新興国投資の魅力には抗えなさそうだ。





しむしむ氏

29 歳。’00 年の学生時代から日本株投資を始め、’06 年に中国株で海外投資デビュー。その後はベトナム、中東、スリランカ、ラオスなどへの投資も。投資情報サイト「サーチナ」、「モーニングスター」などにも寄稿。2級FP技能士。



「ベトナム株・BRICs プラス11 投資情報」新興国の投資情報を提供しているブログ。http://invest-bricsplus11.info/