2011/9/15 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は日経平均が上昇して始まったことから、クロス円主導でリスク回避の巻き戻しの流れが先行しましたが、アジア開発銀行が今年の中国の成長率を+9.3%と前回予想+9.6%から下方修正したことで世界経済の鈍化が意識され、日経平均も下げ始めると徐々にドル円も売りが優勢の展開となりました。明確な方向感が無い中、ドル円は76円後半の限定的なレンジで推移しました。欧州勢が参入後もNY時間に控えている米経済指標の結果を見極めようと様子見ムードが強まり、底堅い動きが継続しました。NY勢の参入後は米8月小売売上高、生産者物価指数が市場予想より弱い結果だったことを受けて、日本時間午前4時半頃には安値76.60円付近まで下押ししましたが、NYダウが堅調なことで大きく売り込まれることはなく、狭いレンジ内での取引を維持したまま、76.63円(前日比:-0.263)で取引を終えました。

ユーロ円は日経平均が軟調に推移する中、温家宝・中国首相が「ユーロ圏の債務危機は拡大しつつある」と発言したことも重しとなり、下方向の動きとなりました。東京市場の午後に入ると、欧州主要株価指数先物が軒並み下落したことでリスク回避が一段と強まり、15時過ぎに安値104.54円まで売り込まれました。欧州市場に入ると、サルコジ仏大統領や独外相によるギリシャ支援に向けた発言が好感され、安値を付けた後は徐々に自立反発する展開となりました。NY市場に入った後もギリシャ破綻を否定する声明が下支えとなり、上値を試す材料も無いことから膠着状態のまま105.39円(前日比:+0.196)で取引を終えました。


≪2011年9月14日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り 5% 買い95%
ユーロ・円  :「ブル」売り23% 買い77%
ユーロ・ドル :「ブル」売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」売り 8% 買い92%
豪ドル・円  :「ブル」売り 6% 買い94%
NZドル・円  :「ブル」売り16% 買い84%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
11:00 SGD 四半期失業率(確定値) 4-6月期
16:15 CHF 四半期鉱工業生産 [前期比] 4-6月期
16:15 CHF 四半期鉱工業生産 [前年同期比] 4-6月期
16:30 CHF スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 8月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 8月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 8月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 9月
21:30 USD 四半期経常収支 4-6月期
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 8月
22:15 USD 設備稼働率 8月
23:00 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 9月



今日のトレードポイント


ギリシャのデフォルト懸念による不安が重荷となり、非常に狭いレンジでの相場が続いています。米FOMCの注目度が高く、様子見ムードが強まる中で今夜には消費者物価指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数などの経済指標が控えており、結果による短期的な動きには慎重な対応が必要となりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円 75.50-77.50  ユーロ・円 104.00-107.00  ポンド・円 119.50-121.50


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