日本で初めてFXを提供したひまわり証券でも、シストレ用ツール「トレードシグナル (以下、トレシグ)」を使って自動売買ができる。これまでは日経225先物や225mini、TOPIX先物の取引が対象だったが、今月からFXの自動売買が可能になった。

「トレシグはもともとチャートツールで、15種類のチャートと173種類のテクニカル指標が組み込まれています。移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表といった一般的なものからギャンやフィボナッチなどマニアックなものまで網羅していて、それらを利用したルールを組み合わせて自動売買ができるようになっています」(ひまわり証券・岡本祐志氏)

トレシグは豊富な指標データをベースにした547種類の売買ルールも搭載しており、ユーザーはそれらを自由に組み合わせるだけで、自己流の売買ルールを構築できるのだ。選択肢が多すぎると、逆に戸惑ってしまいそうだが、「最初は移動平均線などの基本的なルールから始めて、徐々に複雑なものを試していけば、すぐに使いこなせると思います。選んだルールで売買したとき、どの程度のパフォーマンスを上げられるか、過去データで素早くバックテスト(検証)することもできます」

とのこと。確かにいろいろ触っているだけで面白い。


 ルールの勝率を上げる最適化機能に注目!


さらに、「最適化」という機能を使うことで、自分の売買ルールの確度を上げることもできる。

「大抵の売買ルールにはパラメータ(変数)があります。例えば、移動平均線のゴールデンクロスは5日線と25日線で見ることが多いですが、実際は7日線と30日線のほうが高いパフォーマンスを上げるかもしれません。その最も勝率が高いパラメータも最適化という機能を使えば、素早く検証して最適な数値をはじき出します」

いずれの操作もクリック、もしくはドラッグ&ドロップだけで簡単かつスピーディーに完了するので、プログラムの知識がゼロでもまったく問題はない

「逆に、プログラムに強い方なら、トレシグがサポートしていない売買ルールを自分でプログラミングすることができます。また、プロが作成したトレシグ用の売買ルールを購入し、インポートすることもできるので、さまざまな投資家のニーズに応えられると思います」

使用するには、ひまわり証券にFX口座を開設した後、トレシグの使用を申し込み、ダウンロードすればOK。使用料は月額1万4700円だが、30日間は無料で利用できるトライアル版もあるので、まずはそちらで試してみよう。

「Zulu Trade」や「らくちんFX」などとは異なり、使用料がかかるのに加えて、自動売買を行うには常にパソコンとソフトを立ち上げていなければならないので、専用のパソコンを用意したほうがいいかもしれない。

うーん、確かにチャートツールとしても性能は高く、シストレ未経験の小誌記者でも何度か触ればルールをつくれたが、それでも中級〜上級者向けかもしれない……と思っていたら、ひまわり証券でも「らくちんFX」と同様の自動売買システムを導入予定だった。

「8月にはパソコンを立ち上げなくても自動売買ができる無料の新ツールを発表する予定です。トレシグと違って、売買ルールは搭載された100種類ほどに限定されますが、手軽にシストレを始めてみたい方には、まずは新ツールを試していただければと思います」