敏腕トレーダーの売買に乗っかって月利20%も夢じゃない!
FX業界に新潮流がやってきた



急激な為替変動と世界的な金利低下の影響で、多くのFX投資家には利益を出すのが難しい状況が続いている。そんな中、FX界では簡単な「自動売買システム」が続々登場し、新たなトレンドになりつつある! 他人任せの自動売買で儲けられるのか!?



「仕事中も寝ている間も、上手な投資家が勝手にトレードして、バリバリ稼いでくれたらなぁ」
そんな妄想をしながらネットを徘徊していると、あるサイトを見つけた。そこには「革新的なFXの自動売買システムです 。口座の運用をFXのスペシャリストに任しませんか?」と書いてあった。

自動売買? スペシャリストに任す? どうせ詐欺まがいの私募ファンドだろうと思ってよく見ると、それは「自分で選んだFXトレーダーが行っている売買注文をリアルタイムで受け取り、それを自分のFX口座で自動的に再現できる」というサイトだった。

サイトの名前は「Zulu Trade(以下、Zulu)」。サイトを丁寧に見ていくと、一般的なシステムトレードと違い、パソコンの電源を入れておく必要もなく、すべてが「Zulu」のサーバー上で管理されること、「Zulu」で選べるトレーダーは「シグナルプロバイダー」と呼ばれ、世界中から集まっており、成績に応じてランキングが出ていること、トレード履歴はすべて開示されていること、さらに売買シグナルを受け取る人数や売買単位によってシグナルプロバイダーには手数料が支払われる仕組みであることなどがわかった。

つまり、シグナルプロバイダーは成績が上がれば上がるほどランキング上位になって注目度が上がり、多くの投資家に選ばれるので手数料収入が増え、そのシグナルプロバイダーを選んだ投資家の口座残高も増える。ただし、シグナルプロバイダーの成績が下がれば、そのシグナルプロバイダーを選んで口座残高が減った投資家に見限られるので手数料も減ってしまう。

一見、怪しいサイトかと思ったが、シグナルプロバイダー同士の競争原理も働き、しかもトレード履歴もクリアなのでトレードが上手なシグナルプロバイダーを選べれば、ほったらかしで資産を増やすことができるかも!

さらにFXの自動売買について調査を進めると、日本でも「らくちんFX(以下、らくちん)」なる自動売買サイトを発見。昨年12月からFXCMジャパンが始めたサービスで、「Zulu」との最大の違いは「らくちんFX」ではロジックを組み込んだシステムを選ぶというところ。「Zulu」でもシステムトレードで売買をしているシグナルプロバイダーはいると思われるが、裁量でトレードしているシグナルプロバイダーも多そうだ。

「どっちも面白そう!」

小誌記者は早速「Zulu」と「らくちん」にデモトレード用の口座を開設し、FXの自動売買に挑戦することにした!




 勝てるトレーダーを探し、勝ち馬に乗っかれ!


まずは「Zulu」でシグナルプロバイダーを選ぶ。基準は彼らの投資方針や、過去の「獲得Pips」や「利益」「トレード回数」「勝率」「最大ドローダウン」「選んだユーザー数」などのデータ。しかし、現在1500以上のシグナルプロバイダーが登録しており、しかも海外サイトのため投資方針が英語で難しい。とりあえず今回は過去1年のランキング上位で、最大ドローダウンが少なく、多くのユーザーに選ばれているシグナルプロバイダーを3人選んだ。

「らくちん」でも同様に、ランキング上位で、多くのユーザーに選ばれているシステムを選んだが、さらにもう一つデモ口座をつくり、成績が悪い「ワーストランキング」上位のシステムを選び、そのシステムと真逆の売買をする「リバースモード」を使ってみた。「ロングした途端に下がる」という悩みを抱える投資家は多いが、「リバースモード」なら、ダメならダメなほど儲かることになるのだ。

さて、あとは仕事中も、寝てる間も、シグナルプロバイダーやシステムが勝手に売買をしてくれる。頑張って資産を増やしてくれ!



 半月で最大20%の利益!自分でやるより好成績!?


3日後、「Zulu」と「らくちん」の3つの口座をチェックしてみると……おぉ! 本当に勝手に売買している! 成績のほうはまずは「Zulu」が一歩抜け出し、続いて「らくちん」の下位システム口座も若干のプラスで推移。ところが、デモ口座を始めるまでは好成績を収めていたシステムを選んだ上位システム口座はデモ開始直後に12回連続でマイナス300Pips台の損切りを食らい、大きなマイナスになっていた。うーん、やはり勝ち馬を見抜くのは難しい。

7日後、「Zulu」で選んだ3人のトレーダーは合計で500Pipsを稼ぎ出し、相変わらず順調。「らくちん」の下位システム口座は一進一退の状況だが、上位システム口座が今度は8回連続で200〜300Pips台の大勝をしてマイナス幅を縮小していた。

そしてデモ開始から11日後の最終日、「Zulu」はいったん1022Pipsに到達したものの、巨額の含み損を抱えてプラス560Pipsで終了。「らくちん」の下位システム口座は終了直前に4回連続で300Pipsを獲得してプラス1113Pipsで大逆転! 「Zulu」と「らくちん」では売買単位が異なったので、金額では「Zulu」が約53万円、「らくちん」の下位システム口座が10万4830円のプラスで終了したが、同じ売買単位なら「らくちん」下位システム口座は104万円の利益が出ていたことになる。

しかし、最下位になった「らくちん」の上位システム口座は終了直前にもマイナス260〜300Pispの大敗を食らって、最終損益はマイナス41万6249円。もし、「Zulu」と同じ売買単位でやっていれば、マイナス400万円を突破していた計算で、強制ロスカットになっていたかも……。



 まずはデモで体験して、
 小さい単位で始めよう!


今回のデモ結果からわかるように、シグナルプロバイダーやシステムがどのような売買をするかは、体験してみないと簡単にはわからない。そこで、自動売買サイトを理由する場合は必ず事前にデモ口座で納得するまで何度でもトレードを体験してみよう。また、これらのサイトでは自分で損切り注文も設定できるが、念のため常に相場を見られる環境でなければ、売買単位を小さくしたほうがいい。

自動売買サイトは上手に使えば自分でトレードするより稼げる可能性がある。まずはFX界の新潮流を体験してみよう!