2011/9/9 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は序盤、仲値に向けてドル買いが強まり77.40円付近まで上昇したものの、豪雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことを受けて豪ドル円の円買い圧力に押されドル円は77.25円付近まで反落しました。欧州市場に入ると、欧州中央銀行(ECB)の政策金利発表後に開かれたトリシェECB総裁の会見で「インフレリスクはバランスが取れており、もはや上昇傾向にない」と発言すると早期利上げ期待が後退しユーロ円でのユーロ売りが強まり、ドル円も連れて77.144円まで下げ幅を拡大した。その後、NY市場では、バーナンキFRB議長の講演で「FRBにはさらなる刺激のための様々な手段がある」と述べたが追加金融緩和について踏み込んだ発言がなく、一時的にドル売りで反応するも、NYダウが下げ幅を拡大したことから、市場はリスク資産から安全通貨のドルに逃避する動きとなり77.538円(前日比+0.271円)まで反発し取引を終えました。

ユーロは、日経平均が寄り付きから200円超の高値で始まったものの、その後伸び悩み下げに転じると上海総合指数の下落に伴い、市場全体でリスク回避の動きとなりユーロ円は108.70円付近まで軟化しました。欧州市場では、トリシェECB総裁の発言によって、早期利上げ観測が後退すると108.30円付近まで下落。NY市場に入っても、バーナンキFRB議長が講演で市場が期待していた追加金融緩和について言及しなかったことから失望売りを招き、前日比-1.335円となる107.611円まで下げ幅を拡大し取引を終えました。

≪2011年9月8日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り27% 買い73%
ユーロ・円  :「ブル」売り 6% 買い94%
ユーロ・ドル :「ブル」売り23% 買い77%
英ポンド・円 :「ブル」売り13% 買い87%
豪ドル・円  :「ブル」売り16% 買い84%
NZドル・円  :「ブル」売り12% 買い88%

【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 8月
15:00 DEM 国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 8月
15:00 DEM 国内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 8月
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 8月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 8月
15:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 7月
15:45 FRF 財政収支 7月
17:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 8月
20:00 CAD 失業率 8月
20:00 CAD 新規雇用者数 8月
21:15 CAD 住宅着工件数 8月
21:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 4-6月期
23:00 USD 卸売在庫[前月比] 7月



今日のトレードポイント


本日は、トリシェECB総裁の会見やバーナンキFRB議長の発言を受けて、リスク回避の動きが強まっているため注意が必要です。株価の下落やユーロの懸念材料の再燃などで市場全体にリスク回避色が鮮明になった場合は、クロス円の下落が加速する可能性を秘めています。ただし、リスク回避となった場合、最近はドルも買われる傾向にあるため、ドル円の下値は限定的となりそうです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.00-79.00  ユーロ・円 105.50-109.00  ポンド・円 122.00-125.00



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