2011/9/7 トレイダーズ証券「みんなのFX」

昨日のドル円は、米長期金利が過去最低水準の1.90%台まで低下したことから、日米金利差縮小を意識した売りが観測され、東京市場にかけて76.75円付近まで軟化した。欧州市場に入ると、スイス国立銀行(SNB)が、スイスフランの対ユーロの水準を最低1.20スイスフランに設定するとの発表を受けて、ユーロドルでのドル買いが優勢となり、ドル円も連れて77.60円付近まで上昇した。NY市場に入ると、連休明けのNYダウ平均が大幅な下落で始まったことに嫌気し、リスク回避の円買いから77.05円付近まで反落。その後、引けにかけて再びスイスフラン売りが強まるとユーロドルでのドル買い圧力に支えられ、ドル円は77.690円(前日比+0.790円)まで上昇し取引を終えた。

ユーロ円は、東京市場で世界的な景気減速懸念を背景にリスク回避の動きが優勢になると、107.85円付近まで緩やかに軟化した。欧州市場に入ると、スイス国立銀行(SNB)によるスイスフランの対ユーロの水準を最低1.20スイスフランに設定すると発表したため、ユーロ買いが強まり一時109.945円まで急騰した。その後、NY市場に入るとギリシャへの財政支援についてショイブレ独財務相が「条件を満たさなければ、ギリシャ向けの次回融資はない」との発言が重しとなったことにくわえ、NYダウが前週末比で300ドル以上下落したことから、リスク回避の動きとなり108.00円付近まで反落。引けにかけて、スイス国立銀行(SNB)が「必要に迫られれば一段の措置を講じる」との見解を示したことで、ユーロ買い圧力が高まり前日比+0.333円となる108.722円まで持ち直し取引を終えた。

≪2011年9月6日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り28% 買い72%
ユーロ・円  :「ブル」売り15% 買い85%
ユーロ・ドル :「ブル」売り30% 買い70%
英ポンド・円 :「ブル」売り 7% 買い93%
豪ドル・円  :「ブル」売り15% 買い85%
NZドル・円  :「ブル」売り21% 買い79%

【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 7月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 7月
17:30 GBP 鉱工業生産指数[前月比] 7月
17:30 GBP 製造業生産指数[前月比] 7月
19:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 7月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:00 CAD カナダ銀行 政策金利
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 8月
03:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)


今日のトレードポイント


本日は、日本時間AM03:00に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が控えています。2日米雇用統計が市場予想から大幅に悪化し米景気の減速懸念が強まっていることから、今回のベージュブックでは追加金融緩和策(QE3)について、どういった見解を示すのか注目されます。一方、ユーロはギリシャの財政問題によって欧州不安が再燃しているものの、スイス国立銀行(SNB)が異例の無制限介入を宣言したことから、対スイスフランでのユーロ買い圧力が強いため、短期的には上昇期待の高まりから下落余地は限定的になるかもしれません。


[今日の予想レンジ]
ドル・円 76.50-78.50  ユーロ・円 107.50-110.00  ポンド・円 122.50-125.00


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