もう通貨は信じられない!バフェット推奨の銀は12年で7倍に!!


"投資の神様" ウォーレン・バフェットは、'97年から'98年にかけて1オンス=4.6〜4.8ドルで1億2900万オンス(実に、およそ3900トン!?)もの銀を購入している。アメリカがITバブルの絶頂にあった当時、銀への投資は訝しがられたが、バフェットはバブル崩壊を見越し、逃避したマネーが銀に流入すると予測してのことだったという。

彼の投資そのものが材料となり、銀は高騰。バフェットは'06年に銀を売却し、「早く売りすぎたので、あまり儲からなかった」と述べているが、'06年の銀の平均価格は11.57ドル。単純計算で倍以上の利益を得ている。その後も銀は上昇し、'10年の平均価格は20.17ドルに達している。確かに「早く売りすぎた」のだ。

銀の上昇は今も続いている。昨年、世界で数万種類販売されているファンド、ETFのなかでも銀関連商品のパフォーマンスは総じてよく、'10年の騰落率第1位のETFもプロシェアーズ・ウルトラ・シルバー(AGQ)で、1年のリターンは174%に達した。

現在、銀価格は1オンス=35ドル付近で推移している。資源バブルの影響が濃厚だが、銀は新たな工業用需要が見込まれる。銀の史上最高値は'80年の48ドル。まだまだ伸びしろは残っている。

一方、プレシャスメタルの代表格の金は、3月7日に史上最高値の1オンス=1445.70ドルを記録。中東情勢の緊迫を受けて、安全資産の金に資金が流入したためと考えられるが、そもそも金には恒常的な需要がある。世界中に散らばる華僑には金蓄財の習慣があり、大量に金を保有し、今も買い増しているのだ。

さらに、世界各国の中央銀行が保有する金準備も増加している。’10年6月には、サウジアラビアの中央銀行が322.9トンと突然、金準備を倍加し、この煽りで金価格は当時の史上最高値を更新している。

先進国の金融緩和によって生み出された過剰流動性が浸透し、資源バブルをはじめ、世界的なインフレ傾向が強まっている。自国通貨安に誘導する "通貨戦争" の様相を呈している現在、もはやかつての基軸通貨・ドルへの信頼は失墜しているのだ。インフレのなか、マネーがコモディティに流入するのは必然である。今後も資源インフレは中長期的に続くと見ていいのではなかろうか。