今最も熱い商品市場へCFDで殴り込みをかける


「CFDは、3年ほど前に日本で広まりはじめた頃、面白そうだと思ってすぐに飛びつきました」というのは、個人投資家のボリ平氏。彼女はFXを主戦場とするトレーダーだが、その合間に行っているCFDでも着実に利益を積み重ねている。

「最初はダウを売買していたのですが、その後日経225に移行。そして今自分のなかで熱いのは、何と言っても商品ですね」

商品は、ここ最近でもリビア争乱による原油価格の高騰がきっかけとなって、最も盛り上がりをみせている市場。原油は100ドルを突破し、金にいたっては市場最高値を更新した。

「原油や金は商品先物でも売買できるのですが、円建てだと為替の影響でそれほど値動きしておらず、海外市場とは盛り上がり感が違う。

その点CFDは、ドル建てで売買できるので熱いですよ(笑)」

トレード手法は、CFDとFXでほとんど変わらないと言う。

「ファンダメンタルが影響する中長期はともかく、短期売買は長年FXで磨いてきた手法がほぼそのまま使えます。取引単位とかが少し複雑になるので、慣れるまで多少時間がかかりますが、やってみればじきにわかってきます。FXをやっている人はみんなCFDもやればいいのに、と思いますよ」

そんなボリ平氏に実際に利益を生んでいる手法を伺った!



WTI原油 今後の世界経済の行方すら左右する、今最も熱い市場


2月22日にリビアのカダフィ大佐と反政府軍の内戦が拡大したのをきっかけに、2週間あまりで1バレル=85ドルから105ドルにまで跳ね上がった原油市場。その後もリビアの政情に一喜一憂するかのごとく激しい値動きを続けている。そこが狙い目だとボリ平氏は言う。

「あれだけ値動きが激しいなら、短期トレードのチャンスだと思ってチャレンジしました。数秒から、長くても数分で取引を終えるスキャルピングで勝負しています」

トレードの時間は、NY市場が開く少し前の23時過ぎから30分程度。1日のうち、そこが最も値動きの激しい時間帯だという。基本的な手法は、大きな動きに乗るトレンドフォローだ。

「まずは30分足や1時間足など、長めの足で大体のトレンドをチェックします。実際の売買には、値動きが激しいときは1分足、あまり動きがないときは5分足のチャートを使います」

エントリーのタイミングは、FXで使っている手法をほとんどそのまま流用している。

「いろいろな入り方がありますが、わかりやすいのはボリンジャーバンドを使うやり方ですね。例えば売りの場合、ボリンジャーの幅が開いていき、ローソクがマイナス2σのラインから少しこぼれ落ちた後さらに陰線が来たら、大体次は長い陰線が来る。その1本を狙います。買いならその逆です」

右図のチャートは買いのサインの例。ローソク足が2σのラインを超えた直後、見事に跳ね上がっている。

ポジションの大きさは0.1ロット。1ロットの取引単位が1000倍なので、ボリ平氏のポジションだと原油価格が1ドル動いたら100ドルの損益となる計算だ。この場合、証拠金は約1万5000円必要となる。

「利益確定の目安は、大体5000円ですね。読みが外れて反対方向に動いた場合は、1000〜1200円で損切りします」

利益確定と損切りの目安が日本円なのは、ボリ平氏の使っているツールが損益を日本円に換算して表示するから。ドルに直すと、大体60セントで利益確定、12〜15セントで損切りとなる。「売りと買いの両方をやっていいますが、どちらかというと売りのほうが調子いいですね」

また、ボリ平氏はスイングトレードも考えていると言う。

「今後、中東の政情が和解の方向に向かうと絶対に値下がりする、そこをショートで狙おうかと思っています。もっともそのタイミングを計るのが難しそうですが(笑)」



ボリ平氏

会社勤めをしながら、FXやCFD、先物などさまざまな市場でコツコツ稼ぐ女性トレーダー。ブログ『3万円からのFX投資生活』を運営