誰も注目してない今お宝銘柄発掘のチャンスが!?


そうして、地方市場は次々と閉鎖され、現在かろうじて残っているのが福証と札証というわけだ。この両市場にしても、東証と比べれば取引高や時価総額は微々たるもの。最初に述べた取引所統合の流れからすれば、独自に生き残っていくことは、かなり困難だろうということは、推測できる。

とすれば、投資するメリットはなさそうにも見えるが、上位市場への上場替えが起これば、爆発的な急騰が起こる可能性はある。

全国トップの家具製造小売りチェーンのニトリHD(9843)は、北海道生まれの企業で、今でも本社は札幌にある。そのため、かつては札証に上場しており「知る人ぞ知る」地方の優良企業だった。それが、’02年に東証一部に上場し、全国区の知名度を得ると、株価は急騰。以後、現在に至るまで、業績も株価も着実に伸びている(下グラフ参照)。

今後、もし地方市場の統廃合が行われるようなことがあれば、地方市場であるがゆえに、これまで埋もれていた銘柄に光があてられ"第2、第3のニトリ"が出てくるかもしれない。だれも注目していない、今のうちだからこそ、お宝銘柄を発掘し、こっそり仕込んでおこう!





「地方市場は仕手銘柄の温床だ」その真偽とは!?


「地方市場、特に地方の新興市場は〝仕手天国〞といえるほど、仕手銘柄が多いです」

そう語るのはインサイダー等の裏投資情報の検証をするサイト「裏株新報」主宰のX氏。確かに地方市場には安価な低位株が多く、仕手筋にしてみれば小額の資金で買い集めやすい。しかしその反面、一日の取引額は少なく、市場の流動性に乏しいのも事実。急騰する過程が個人投資家の目に触れにくい分、うまみに欠ける気もするのだが……。

「確かに〝見せ板〞や〝提灯〞など個人投資家を煽って値をつり上げるような手口は少ないのですが、地方市場の仕手銘柄は、主幹事証券会社と仕手筋がグルになっているケースが非常に多いのです」

地方市場に上場する企業の主幹事証券会社になる条件は比較的甘く、そのためかなりアングラな業者が介入していることもあるとか。

「顧客に『有力なIPO情報があるのですが』『機関投資家のマネーが大きく入っています』といって信用させ、ある程度値が釣り上がったところで一気に売り抜けます」

仕手筋が動いた場合、通常の取引額の3〜4倍の売買が繰り返される。取引額の変動に目をつけることが、被害に遭わないためのコツだ。