世界経済の本格回復が確認できず、皆が疑心暗鬼のなか、
日本のみならず世界の株式市場では軒並み年初来高値を更新。
今また"株式投資熱"が急上昇している。




今こそ日本株だ! 今度こそ株ブームに乗り遅れるな!



cisさん(資産67億円)、三村雄太クン(資産7億円)etc.
常勝投資家の秘テクニックがてんこ盛り
名だたる有名トレーダーたちは、どんな局面でも確実に利益をあげている。
一体、その手法とは?


絶大な人気と知名度を誇る7人のカリスマたちの
最新トレードテクニックを、YenSPA!だけに明かしてもらった


 9000万円トレーダー:けむ。氏


板読みに徹するスキャルピングトレーダー。
大口の買いや見せ板の心理を深読みする!



大型モニター8台とノートパソコン2台、そして小型モニター2台の合計12台を駆使し、モニターに映し出された板の値動きだけを見て、ひたすら売買を繰り返す——ときに数秒単位で決済することもあるスキャルピングが、けむ氏の手法。スキャルを得意とするトレーダーの生命線は「板情報」だ。
さらにけむ氏は「価格帯別出来高」などもチェックするという。


「売買が活発だった水準がわかれば、値動きも予想しやすいですから。手がけるのは仕手株、材料株、低位株など。上げ相場、下げ相場は気にしません。全体が動かなくても、1銘柄だけでも動けばいいんです」

銘柄は、「売買代金急増ランキング」などに注目して選んでいるという。スキャルピングを得意としているため、「とにかく動く銘柄!」というけむ氏は、出来高が大きい寄り付き30分と、引け前30分がお好みだ。
場が開く10分ほど前から、モニターに並んだ銘柄の板をチェックするのが習慣となっている。

「ホラ、見せ板っぽいのも多いでしょ。気配値では怪しい注文も多いんですよ。板にどれだけの注文が出ているかよりも、注文がどう変化するかのほうが大事。板には投資家の感情が表れているんです」

寄り付き前から、投資家たちの駆け引きは始まっているのだ。



板読み王けむ氏の
本領が発揮された!


気配値を見ながら、今日のターゲットは学研とサイバーエージェントに定めた。学研というと、高校の実質無料化という民主党の目玉政策で——なんていう材料はまったく無視して、学研の板にのみ集中する。

「信用の取り組みが0・32倍とよかったこともあって、220円の揉み合いを抜けたら早いだろうと、昨日から気にしていた銘柄なんです。だいぶ"クサく"なってきましたね。先物が下げても崩れない……」

同時にサイバーエージェントもチェック。こちらは、業績の上方修正をしたにもかかわらず、株価は上がらなかったため。マザーズの上場廃止基準が厳しくなったという悪材料もあり、下落トレンドか。予想どおりサイバーエージェントは下落し、節目の9万円で設定していたアラートが鳴り響いた途端、株価は急落。その瞬間の板が左の画像だ。

「買い方の板はブ厚いのに比べ、売り方の板は薄いですよね。教科書的には下げ止まるか、上がっていくハズ。ですが、必ずしもそうとは限らないんですよ」

板の厚さだけで株価の上げ下げが見抜けるわけではないのが、奥の深さと難しさだ。しかし、買い板が厚く、売り板が薄いのに下落が止まらないのは、売りが強い証拠。買い方の心理は「買い上がるほど強気にはなれず、かといってますます下がったら怖いし困る……」と、恐る恐る買いを入れているといったところか。買い方のビビりまくっている顔が目に浮かびそうだ。

右のチャートを見てもわかるように、9万1000円を下抜けると急落が始り、しばらく下落は止まらない。板の厚さに惑わされず、"板の流れ"も重要な要素だろう。



一瞬の大口買い注文も
見逃さない鋭い眼光


そうこうしていると、学研の板に12万株の買いが入った。金額にして2600万円以上。上の写真を見れば、ほかの注文と比べてケタが違い、明らかに不自然な買いだとわかるだろう。機関投資家か相当な資産を持った個人投資家と推測される。けむ氏は、「やはり大口の注文が入ると、板の雰囲気はガラリと変わりますから」と大口投資家の意図を探りながら、株価の動向に注視し始めた。

板は全投資家の心理や欲望の縮図。儲けのチャンスが詰まっているのだ。




けむ。氏

株式投資歴5年。総資産9000万円。
「なぜ買ったのかのINと、なぜ売るのかのOUTの根拠を統一すること」が勝ち続ける秘訣