1か月で最大8000万円の勝ち。伝説の酒田五法を駆使するスキャルの超新星がその手法を本誌だけに公開



怒濤の売りで大金をせしめたかと思えば、8000万円の損切りを自身のブログで正直に告白する「兄貴」というトレーダーがいる。
その豪快なトレードスタイルから、賛否両論を呼んでいた男がついに素顔をさらして、手法から哲学までを全公開!
“男のトレード”の神髄やいかに?





兄貴の億トレーダーへの道[その1]



 「FXなんてさ、オレに言わせりゃキャッシュディスペンサーと一緒だよ。ボタン叩きゃカネが出てくるんだから」

 豪気にそう言い切るのは専業トレーダーの「兄貴」。ストップ(損切り)なしで100枚、200枚と売り浴びせていく“男売り”を必殺技にした、豪快なトレードスタイルで話題沸騰中のFXブロガーだ。ルイ・ヴィトンで全身をコーディネートし、トレーダーの命ともいえる指にはプラチナと金の太い指輪を光らせているあたり、いかにもタダ者じゃないオーラを漂わせている……。

 実際、トレード成績も半端じゃない。FX初心者ながら、1000万円の投資資金を半年ばかりで1億4000万円にまで増やしてしまったのだ。で、なんでそんなに勝てるんでしょう?

 「FXなんて気合と根性だから。突きつめたら、勝てないヤツは根性が足りないだけ」
まったく答えになってない! と思いきや兄貴の代名詞ともなっている“男売り”を実践するには文字どおり根性が不可欠なのだ。

 昨年10月24日、リーマンショック後の波乱相場では、この男売りにより、わずか一日で3000万円もの大金を稼ぎ出した

 「あれはポンド/円で安値更新のたびに気合を入れて男売りしただけだから。ひたすら売り増し。あの日は一日で20円近く下がったから利益も大きくなったよね」

 こう話す男売りの軌跡が左上のチャート。朝方9時27分に1発目の売りを100枚投入。約定レートが1ポンド=157円なので、1億5700万円の売り! その2時間後、レートが2円以上下げたので、この時点で含み益は200万円以上。でも兄貴は満足することなく50枚、100枚と怒濤の追加売りを重ねていったのだ。

 「基本は安値更新のたびに、ストップなんか入れずに男売りするだけ。あとは少しぐらいの含み損を抱えても、根性で耐えて売り増していけばいいんだよ」

 素人にはとてもメンタル的に耐えられそうにないのだが……。その後も兄貴は利益確定も行いながら、ひたすら売り浴びせて、この日の取引を終えたのは深夜11時44分。朝の時点で157円だったレートは夕方140円を割るところまで下がっていた。約14時間のトレードで売った枚数は合計850枚、利益はなんと2962万1400円に!

 「暴落相場になるのが見え見えだったから、あそこで稼がなきゃいつ稼ぐの?って感じだよ」

って結局のところ男売りってストップを入れずに売るだけでは? それじゃバクチと一緒じゃ……。

 「いや、オレはちゃんとファンダメンタルも見てるよ! といっても、アナリストとかの口車に乗っかってるわけじゃない。そんなことしてたら、あっという間に文無しだから。あの時期は実体経済から考えて、どう考えても米ドルもポンドも上げすぎていた。実体経済から考えたら、ポンドなんて100円でも高すぎるくらい。当時の160円なんて売り浴びせるしかない水準だったんだよ。米ドルだって一緒。フランス大統領のサルコジだって言ってたよ、『米ドル紙幣なんてケツを拭く役にも立たない』って。世界情勢くらい知ってないとFXは勝てないよ」

 男売りの背後にはしっかりとしたファンダメンタル分析があったのだ。結果、昨年は男売りの大成功もあって資金は最大1億4000万円まで大膨張した




■兄貴
「男売り」の様子は「FXデイトレード兄貴の随筆」でチェック!