[○月×日]
「バックテスト1000回」という師匠の教えだが、締め切りの都合上、早々に実弾投下。虎穴に入らずんば、虎子を得ず! ま、こちらが虎の子50万円を差し出しているのだが。で、目についたのが、ユーロ/ドル。エントリーラインの傾斜が緩やかなのが気になるが、思い切って入ることに。

その前に、忘れちゃいけない資金管理。ブラッドリーさんの教えに従い、損切りまでの距離、pipあたりリスクを計算。ロブの公式に当てはめると、60・97円/pipだから……6000通貨¡ 注文画面を見ると6ロットは選べないのでロット枚を選択。ショートで記念すべき初エントリー! 画面に表れる赤い→に、胸ときめく。


[○月×日]
チャートを見ると勢いよく、グングン下げている。さすが!北米最強!っていうか楽勝!?と思いつつ、注文画面を注視すると[取引単位10・000]の文字……。5000通貨のつもりが、5万通貨も立てていたらしい。年収以上の取引をしている状況に耐えきれず、成り行き決済。1万円の儲けは出たものの、己のうっかりさと、チキンっぷりを目の当たりにして素直に喜べない。

[○月×日]
チャートに線を引いて引いて引きまくる。ユーロ/円が勢いよく割ったので、ショートでエントリー。トレード枚数の計算……と思いつつ、どうせ、1万通貨からしか取引できないし。計算しても同じだし。と省略。師匠、不肖の弟子をお許しください。

が、ジリジリと上げ出して、損切りの憂き目に。1万2000円のマイナス。前回のユーロ/ドルの“うっかり勝ち”でトータル損失は2000円と自分を慰めるも、誰にでも訪れると言われる“ビギナーズラック”をうっかりに使ったのかと思うと、さらに落ち込む。

[○月×日]
ポンド/円のショートで参戦。が、もみ合いつつジリジリ上がり、損切り。1万2000円のマイナス。合掌。

[○月×日]
このままでは企画倒れである。ヤバい。いや、いちばんの問題は「北米最強」を謳う師匠の面汚しになってしまうことだ。連敗のダメージにプレッシャーも重なり、自分が引く線に不信感が。それでもと、米ドル/スイスフランにロングで入る。

[○月×日]
米ドル/スイスフランのチャートをチェック。一安心。勢いは足りないが、ジリジリと上げている。エントリーから利確まで50%ラインは達していないものの、フィボなんとかの23・6%を超えたので、損切りラインをエントリーしたところに動かす。その後、結局、ストップにかかる。とはいえ、プラマイゼロ。小心者と笑うなら笑うがいい。儲ける喜びより、損をしない安堵に浸りたい。

[○月×日]
私の迷走を察したのか、ブラッドリーさんからメール。
「この最近の状況は難しくて、あまりいいチャンスはありませんでした。大変なときに資本を守れば、いいときには必ず利益が取れます。がんばってください」
ハイ。緊褌一番、がんばりマス。

[○月×日]
とはいえ、引き続き、なかなかエントリーチャンスが見つけられない。原稿の入稿日も迫っている。通貨ペアを改めて見直し、豪ドル/円の1時間・15分のチャートに線を引くと、ショートで入れそうな気配。エントリーし、祈りつつログアウト。

[○月×日]
おそるおそるチャートを覗くと、予想どおりに下げている! 損切りラインをエントリーした78・18円に変更。リスクゼロで、今のところ2250円の利益。あとは儲けの伸びに期待して、と。

コツコツ負けて、ガツンと儲けるのが2トレ。大儲けのダイナミズムは残念ながら体感できなかっが、“損をしない”コツはわかった。
「先ず勝つ可からざるを為して」と言ったのは孫子だが、負けないこと、それがFX覇道だ。たぶん。


結論 “負け上手”が勝利を手にする!



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[コーチ]
■ロブ・ブッカー氏
北米では知名度バツグンのFXコーチ。
その門下生は世界各地に3000人以上。
常に新たな手法の開発・普及に努めており、世のFX弱者救済に見を捧げている。

■ブラッドリー・フリード氏
ロブ・ブッカージャパン代表取締役。
ロブの一番弟子であり日本における伝道師役。9月にロブとの共著を日本で刊行予定。
http://robbooker.co.jp


[ド素人]
■本誌女性編集者Y
「逆指値って何?」「ロングって長期保有?」レベルの完全無欠のド素人。
マネー全般に不得手ながら、FXでの一攫千金を目指してロブ&ブラッドに弟子入り。