最近、非常に勝率の高いスキャルピングを理論化することに成功しました」

と話すのは、小誌でも何度かおなじみの凄腕トレーダーのバカ息子氏。確か、彼の手法はユーロ/円のブレイクアウトを狙うスキャルだったはず。その手法で数千万円を稼ぎ出したわけだが、それよりも勝率がいいというのか。

「この手法は、リバウンドを狙った逆張りスキャルでユーロ/米ドルに有効です。米ドル/円は動かないし、ユーロ/円やポンド/円などは値動きが複雑すぎて、使えませんね。バックテストで検証していたので、実際の取引は、まだ2週間しかしていませんが、すでに600pipsもこの逆張りスキャルで獲得しました」

たった2週間で、これだけの値幅が取れるのであれば十分。早速、その新しい手法について教えてもらった。




ボリンジャーバンドとADXを駆使してエントリー場所を探す


「使用するテクニカル指標は、ボリンジャーバンド2σ( 21日)とトレンドの勢いを表すADX( 14日)です」

これらの指標が2つの条件を満たしたら、トレード開始の合図となる。その条件とは?

「1つ目の条件は、ボリンジャーバンドの幅が20pips以上あること。これだけあれば、ボラティリティがあるので、スキャルで抜ける幅も広くなります。そして、2つ目はADXが30以上と強いトレンドを示していることです」

まずこの2つの条件を満たさないかぎり、トレードしてはいけない。さらに、条件発生と同時に即エントリーというわけではない。

「あくまでも、この2つは前提条件であり、エントリーポイントではありません。その条件発生からさらに10pips動いたところで、逆張りでエントリーします。バックテストで検証したところ、ボリバンの幅が20pips以上広がり、ADXが上向いてから10pips動くとかなりの確率でリバウンドがありました。逆張りでエントリーするからには、よりいいポジションでエントリーする必要がありますから。そこで、この10pips先がベストのポイントだと思ったわけです」

あとは、利が乗るまで待つだけだが、リミットにもポイントがあるという。

「リミットは、移動平均線であるボリバンのミドルバンド。ここまでは値が近づいていきますが、その線を越えていくかどうかは予測できない。だから、ミドルバンドにタッチしたら、すぐに利益確定したほうがいいんですよ。これで平均5〜8pipsは取れます。もしミドルバンドに15〜20分たってもタッチせず1pips程度の利益ないし建値に戻ってきてしまった場合は、即決済。それ以上伸びない可能性がありますので、次のタイミングを見つけましょう」

とはいえ、トレンドの逆を行く、逆張りには大きなリスクがある。建値程度で済めばいいが、「それまでのトレンドがよほど強いと、含み損を抱えることもあります」とのこと。その場合はどう対処すればいいのだろうか。

「1回だけならナンピンしてもOK。ただし、やみくもにナンピンしていいわけではありません。最初のエントリーからさらに15pips逆に動いたら、倍のポジションでナンピンしてください」

通常、ナンピンは「下手なナンピンすかんぴん」という格言があるように、素人にはあまりオススメできない。

「でも、1回だけとルールを決めてやれば大丈夫。そもそも、ナンピンのエントリーまで条件発生から10pips、さらに15pips先と計25pips近くも動いています。これだけ動けば、必ずリバウンドがあります。そこで、ミドルバンドにタッチしたら、すぐに利確すれば、プラスでトレードを終えられます。これは勝つためのナンピンなんです」

ただし、安全なナンピンをするには豊富な資金力、もしくは十分な資金管理が求められる。

「マーチンゲールは1回だけなら、危なくないんですよ。普通の人は、やみくもに値幅を考えず大きなロットで、どんどんナンピンするから口座が耐えきれなくなってロスカットされてしまう。ただし、1回のトレードで取れる利益は少ないので、最初のエントリーは1枚より2〜5枚程度にしたいですね。また、ナンピンも考えなければいけませんので、それに見合った証拠金を用意しておいたほうが安全です」

口座資金が少なく、全力でポジションを持つしかない人にはオススメできない。資金管理はしっかりと行おう。


バカ息子氏

20代ですでに数千万円を稼ぎ出した凄腕トレーダー。現在はセミリタイア状態だが、月10人限定でセミナーを開講。その評判は高く、弟子トレーダーも多数
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