2009/08/13 EMCOM証券「みんなのFX」

昨日のマーケットは、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に積極的な動意は見られなかったが、声明発表後は、短期筋の商いが活発化し一時乱高下を見せた。ただ、声明内容にサプライズはなかったため短期筋が一服すると徐々に値を戻し、発表前の水準へ戻す展開となった。

ドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定を控え様子見気分が強く、序盤はじりじりと小動きしながら売り進まれ安値95.132円をつけた。一巡後は時間外のダウ先物や欧州株相場が持ち直したことなどを背景にポジション調整に伴うドル買い戻しが優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明文で、米国債買取計画について3000億ドル規模の買取り枠維持を示唆。9月終了予定を10月に延長し買取のペースダウンさせることとなった。これを受けドル円は乱高下し、一時高値96.751円をつけたものの、慎重を期する内容であったことや事前の思惑の範囲内であったことから、短期投機筋が振り回され往来する格好となりすぐに反落し収束。結局96.065円で取引を終えた。

ユーロ・ドルは、序盤は欧州経済に対する弱さが意識されたことや先行きの不透明感が根強いことから売られ小動きし本日安値1.40861ドルをつけたが、リスク回避的な動向が一服するとFOMCを前の調整も入り買い戻す動きとなり、高値は1.42464ドル。FOMCが声明を出すと、大きく下ヒゲをつけたものの安値は更新せず、直ぐに発表前の水準に戻し、引けは1.41924ドルと小幅高となった。

ポンド・ドルは、この日発表の英失業率の悪化懸念からポンド売りが先行、安値1.63896ドルをつけた。その後の英中銀イングランド銀行のインフレリポートで、英景気への懸念や、インフレ率は目標の2%に届かない公算を示唆されたことを嫌気し一時的に下振れしたものの反応は一時的で、その後高値1.65531ドルをつけ、引けは1.64819ドルとなった。

本日のマーケットは、米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難にこなし、市場の注目はすでに本日発表予定の米小売売上高に移っている。数値のコンセンサスは前月比+0.8%と前回の+0.6%で、予想通りだとすると5月分から3ヶ月連続での改善となる。景気改善の兆しを見せているだけに、個人消費を示すこの指標は今後を占う上で注目度も高い。序盤は様子見ムードとなるだろうが、ポジティブな結果が現在のドル高円安傾向に対する自信にもつながれば、更に本格的な底入れに期待が高まるだろう。

[予想レンジ]
ドル ・円 94.90〜 96.90
ユーロ・円 133.60〜137.60
ポンド・円 154.80〜159.80

【今週の主な経済指標】

15:00 DEM 第2四半期GDP
18:00 EUR 第2四半期GDP
未定 ZAR SARB政策金利発表
21:30 USD 小売売上高
21:30 USD 週間新規失業保険申請件数
26:00 USD 30年債入札
翌 7:45 NZD 小売売上高指数

さて、マーケット参加者のポジションは......

≪2009年8月12日クローズ時点≫
ドル ・円  : ブル
ユーロ ・円  : ベア
ユーロ ・ドル : ブル
英ポンド・円  : ブル
豪ドル ・円  : ブル
NZドル ・円  : ブル

※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。


ドル円は「ブル」
FOMCを無難にこなしロングポジション優勢。
一段と改善傾向を見せていることから、本日発表予定の米小売売上高指数への期待感は高
く結果が注目される。本格的底入れとなれば、一気に動きがでてくることが期待される。


ユーロ円は「ベア」
昨日は堅調に推移したユーロだが本日、第2四半期GDPの発表を控えている。
予想より早い景気改善が期待されるなか、今後の動きを占う試金石となりそうだ。


ポンド円は「ブル」
インフレリポートで、英景気悪化が懸念されたもののプラスで引けるなど底堅い。
今週は材料難から、動意薄い展開が予想され、引き続き注視したい。


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