2トレの解説を続けてきましたが、本当は手法なんて二の次。大切なのはマネーマネジメント」とおもむろに語るブラッドリー氏。

手法はどうでもいいの? まさか、資金管理のほうが大事とは!?

「資金を減らさないこと。そのためにはエントリーチャンスがあっても、慌てず最初にエントリーから損切りまでの幅(リスク)と、リミットまでの幅(リターン)を確認して、その比率を計算してください。リスクをリターンで割って1以上なら、そのトレードはリターンに比べてリスクが大きすぎるので見送ります。このフィルターをくぐり抜けたら次はトレード枚数の決定。ロブのルールは『1トレードでの最大リスクは資金の1%』です」

資金100万円なら最大で1万円までのリスクということ。同時に複数のポジションを持つこともあるが、そのときのルールは「合計のリスクが資金の5%まで」と、やっぱり厳しめ。リスクが1%のトレードならば、同時に5本まで建てるのが最大となる。

「ここまでやって、やっとトレード枚数が決められます。ここで暗記してほしいのが『pipあたりリスクが10円のとき、1000通貨単位』というトレード枚数を決める“ロブの公式”。これは暗記してください」

pipは為替の最小単位。米ドル/円なら1pipが1銭だ。それにしても、「pipあたりリスク」とは耳慣れない言葉だが……。

「最大損失額(=資金の1%)を損切りまでの幅で割って計算します。最大損失額5000円で損切り幅が250pipsなら、pipあたりリスクは20円。損切りに1pip近づくたびに20円ずつ損失が増えていくということになります。『pipあたりリスク20円』というのは、ロブの公式の10円に比べると2倍ですから、トレード枚数も2倍にして2000通貨単位が適正」

ロブの公式で算出するトレード枚数はかなり少なめ。
「かなり保守的ですが、トレードはギャンブルではない。ちゃんと命綱をつけておかないと。2トレもいきなり実践するのではなくて、最初はバックテストを少なくとも1000回繰り返してカンを摑む。過去のチャートにラインを引いてみて試すんです。それが終わったら次はデモ口座で資金を2倍にできるまでリアルマネーでのトレードは封印です。2倍って大変そうですけど、うまくいけば1か月で達成できるはず。あとはトレードジャーナル。エントリーしたときのチャート画面を保存しておき、復習のために記録しておくんです」

トレーダーの最終目的は「トレードでご飯を食べられるようになること」。そのためには、手法より何より資金管理が大事なのだ。

[PR]