CFDの特徴〈その2〉レバと売り



 CFD2つ目の魅力は取引方法にある。それは、レバレッジをかけてトレードができることと、売りと買いのどちらからも入れること。FXトレーダーにとっては常識だろうが、これによって自己資金の10倍、100倍もの資金を運用し、わずかな値動きのなかで大きな利益を生み出すことができるのだ。
 レバレッジにはもう一つ、投資の敷居を下げるというメリットがある。少ない資金でトレードできるのだ。CFD業者や銘柄によっても証拠金率は異なってくるが、例えば証拠金率10%の商品ならば自己資金がたったの5万円でも50万円の銘柄を買い付けることができる。

 これが一般の株式投資となると、信用取引でも売買できる資金は自己資金の3倍止まり。さらに信用取引の対象外となっている銘柄も少なくないのだ。その代表格はETF。
 このETFにはNYダウのような代表的な株価指数のみならず、モルガン・スタンレーが独自に設定した指数に連動する銘柄もあり。アジア・欧州・オセアニアの主要銘柄の値動きを反映したMSCI EAFEインデックス指数に連動するETFなどは、"世界分散投資"を目指すトレーダーが好んでポートフォリオに組み入れるもの。そのため国内証券会社でも、多くのETFを扱うところが増えてきてはいるのだが、レバレッジをかけることもできなければ、売りで入ることもできない。それでは昨今のように円高が進むと、含み損は膨らむばかりだ。

 ところが、CFDならば最大で200倍のレバレッジがかけられるうえに、売りから入ることも可能。その点に目をつけて保有するETFのヘッジ目的でCFDを利用する人もいるのだとか。

 ETFと同じく一般には現物取引のみ、という商品には債券があるが、こちらもCFDなら100倍のレバレッジをかけることができる。債券は金利低下時には値上がりし、金利上昇時には値下がりする性格を持つ。個別の材料や業績によって上げ下げする株と比較して、値動きが読みやすいと言える。なので、レバレッジをコントロールしながら中長期で大きな利ざやを稼ぐなんて、手法も可能になるのだ!

 ただし債券CFDは、債券が満期日になっても金利を受け取ることができないので注意。あくまで債券価格の変動から利ざやを抜くための商品なのだ。