'09年の株・金を大予想【日本株】
'90年から続く下落トレンドがいよいよ底打ちか?


 「ひと言でいえば『株は買うな』で済みます。円は買われる理由が乏しくても相対比較で買われることはあります。が、日本株は中国市場の回復が予想以上に早く、需要が拡大するという大前提が必要。期待薄で当面は厳しい」

 3月には一時、バブル後最安値を記録するなど、さんざんな日本株。底が見えない展開も不気味。
「現在は昨年3月から続くエリオット波動第5波が終わるかどうかというところ。第3波で6994円を記録しましたから、第5波はそれを割ってくるでしょう」

 '09年は死守していた7000円を割りこむ可能性が濃厚である。

「しかし、夏場までに一度底をつけて持ち直す。目途は第4波の高値である9000円台。年内は戻りがあったとしても、ここが限界」

 どうも日本株の話をしていると沈痛な空気になるが……。

 「日経平均は1950年に約100円から始まりました。それからずっと上昇トレンドを描いて'89年12月29日に3万8915円の最高値をつけた。それから20年弱、下落トレンドが続いていますが、このトレンドがそろそろ終焉する可能性があります。ただ、長期スパンの話ですから現在の下落トレンドが終わるとは限らない。5000円を割って3000円台が大底の可能性もある。ただ、大底をつければ、あとは上昇に転じる可能性が高いと見ています

 PERやPBRなど指標的にはかなり割安感が出てはいるが、やはり日本株の買い出動は尚早。でも日本株は米国株につられて動く傾向がある。アメリカ株はどうなる?

 「実体経済も打撃を受けていますから、こちらもいい話はないですね。1929年の世界恐慌でも株価の本格的な回復までには数年かかりました。あえて言うなら金鉱株くらいでしょう」

 金鉱株? そのワケは? と思ったら「金」を読むべし!


■杉田勝氏[ウィン・インベスト会長]
元ヘッジファンドマネジャー。個人向けFX塾を主宰するほか、国家や石油会社などを顧問先に市場予測を行う。
FX塾から専業トレーダーを続々輩出中。5月に初の著書を刊行予定。
http://www.win-invest.co.jp/